２００６シーズン紅葉概況

◎進行状況と予測 （2006/10/10 更新）

  ■２００６年１０月９日現在■

▼ 紅葉の進み具合は？
三連休中の強風・降雪により、大半のエリアで落葉が目立ちます。先週、見頃を迎えた木々は軒並み落葉している状態です。また、同じエリアの中でも、先週の段階で、紅葉が遅れていた木々については、落葉を免れて、見頃を迎えているものもあります。１０月初旬〜三連休中の落葉度合いに影響され、見頃のエリアは標高の連続性が、若干、なくなっています。
先週の段階では、ほぼ、昨年並みとお伝えしましたが、この落葉により、エリアによっては先週よりも早く終わってしまっている箇所が多くなっています。
なお、下記の各エリアで、次の週末あたりの予測を掲載しますが、天候によって左右されますので、参考程度としてください。

大雪渓（標高２７００〜２６００ｍ）付近 （状況：× 終わり。）
大半のウラジロナナカマドは落葉している状態です。ただ、一部、残っているものがありますので、それについては、もう少し紅葉が進むかもしれませんが、ほぼ、終わりと思ってよいかと思います。。

宝徳霊神〜位ヶ原（標高２６００〜２４００ｍ）付近 （状況：× 終わり。 ただし、位ヶ原山荘付近は○）
位ヶ原の上部の紅葉は完全に終わり、ダケカンバのグロテスクな枝ぶりだけが目に止まる状態です。ウラジロナナカマドについても、ほぼ、同様の状態です。強風と降雪により、大半のダケカンバは落葉したと考えられ、今年はピークを迎えることなく、終わってしまいました。
また、位ヶ原山荘付近は落葉が目立つもの、上部ほどではなく、綺麗な色合いを見せています。

冷泉小屋〜魔利支天（標高２２００〜２０００ｍ）付近 （状況：△〜○ 見頃を過ぎた箇所と、ピークまでもう一歩の箇所あり）
先週、綺麗な色付きを見せていた木々は、強風で軒並み落葉しています。冷泉小屋の下からアレタ沢橋の下の２８号カーブまでは、その傾向が顕著に現れています。ただ、先週、紅葉していなかった木々が落葉を免れて、綺麗な色合いを見せています。
魔利支天付近については、先週の段階で、まだよい色合いでなかった２９号カーブ付近から魔利支天バス停にかけてのダケカンバが、色合いを濃くし始めています。ただ、ピークと呼べる色合いではまだありません。
来週あたり、２９号カーブ〜魔利支天バス停付近のダケカンバは綺麗な色合いになるかと思いますが、それ以外はほぼ終わりになるかと思います。
 
三本滝ゲート〜乗鞍高原（標高１８００〜１５００ｍ）付近 （状況：○〜× 三本滝ゲート付近の広葉樹は見頃。）
魔利支天〜三本滝ゲートでかなりの色合いを見せています。また、三本滝ゲート付近や、三本滝の上部ゲレンデ付近ではピークを迎えてます。三本滝のカラマツや乗鞍高原の紅葉はまだこれからです。
来週あたりから、善五郎の滝駐車場や鈴蘭橋などで紅葉が進むかと思います。三本滝ゲートから休暇村のカラマツはもう少し先になるかと思います。

▼ こちらもご覧ください。
今回の情報に関しては、 １０月７日（土） １０月８日（日） １０月９日（月） の速報、 および、今週末掲載予定のノリクラ雪渓カレンダーVol.22をご覧ください。

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◎ 今年の傾向 （2006/10/10 更新）

紅葉の開始は、昨年より１週間程度遅めで９月２０日前後に始まりだしました。ただ、その後、急激に進み、１０月１日の段階では昨年とほぼ同じような進行状況です。
しかし、１０月初旬から落葉が始まり、１０月７日（土）〜８日（日）の荒天で、紅葉していた木々の大半が落葉し、エリアによっては昨年より早く紅葉を終えてしまった箇所もあります。

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◎ 関連情報 （2006/10/10 更新）

▼ 乗鞍紅葉情報（紅葉の歩き方）
    見どころや特徴などをひとまとめに掲載。はじめてノリクラの紅葉を楽しむ方は必読です。
    乗鞍紅葉情報（紅葉の歩き方）は、こちら から。

▼ ノリクラ雪渓カレンダー ｜紅葉情報  （大雪渓・紅葉に関する情報を画像つきで解説・紹介）
    紅葉情報５（Vol.21 2006/09/30）
    紅葉情報４（Vol.20 2006/09/23）
    紅葉情報３（Vol.19 2006/09/16）
    紅葉情報２（Vol.18 2006/09/09）
    紅葉情報１（Vol.17 2006/09/02）

▼ 速報  （取材当日のノリクラの様子を現地から更新）
       ９月分  １０月分

▼ 紅葉概況バックナンバー （ノリクラ雪渓カレンダーに先立ってエリアごとの状況を解説する「紅葉概況」のバックナンバーです.。）
       紅葉概況（１０月１日現在）
       紅葉概況（９月２４日現在）

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