ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.9(2001/07/28) B
【雪渓上部】
雪渓中間地点から | 雪渓上部から |
先週と同様、面積そのものは大きく変化はありません。中央の峰もやや大きくなってきました。他の部分より雪解けの遅い中央の峰にはほかのところではすっかり終わってしまったキバナシャクナゲが所々咲いています。滑走面積は滑っている感覚ではあまり変化はありません。
先週からくらべて、中央の峰が太く長くなっていますが、それ以外のところは大きく変わりません。左右のスキーヤー・ボーダーの構成も先週とほぼ同様です。左側はフリーの人たちが滑り右側はポールの人たちです。
先週かなり多くの人が起こしになりポールを楽しまれたようですので、右側はかなりウエーブがひどい状態です。フリー滑走するより、ポールのラインに沿って滑ったほうが遥かに楽に滑られます。
こちらは左側部分です。きれいなコブができています。モーグラーの人たちに言わせるとやや間延びしたコブだそうです。その少ししたにはエア台がありました。下部の雪渓ができなくなってきたので、こちらの方に移動されたのでしょうか。
これからは下部の雪渓より上部の雪渓がメインとなると思います。上部の雪渓では特に左側はやや斜度があり、かまぼこ状に下に向かうほど斜度が増す部分があります。雪渓の雪質にも慣れ、天気も最高と言った日が続くと思います。また、そんな日はビール片手にスキー・ボードが一番気持ちが良いものです。しかし、斜度がある分、滑落したときは危険が伴います。先ほど申し上げたように救急車を要請してもなかなかすぐには到着しません。
決して無理をせず、「安全第一」で楽しみたいものですね。
【昨年の今ごろは】
date:2000/07/30 |
ホントに羨ましい限りの雪の量です。また、この時期は雪解けの進み食い合いも遅かったようです。
◎ 一口メモ〜『ノリクラのリフト』 ◎ ご存知ですか?ずいぶん前にノリクラの雪渓にもリフトがかかっていたことを。もう30年も昔のことのようです。私も人づてに聞いた話なので、正確ではないかも知れませんが、駐車場のトイレ付近から肩の小屋に向けてかかっていたようです。知り合いのお父さんが1度だけ乗ったことがあるといっていました。しかし、雪の重みで翌シーズンには使い物にならない状態になっていたようです。10メートルは積もると思われますので、その重みは大変なものでしょう。 もし、比較的雪つきが少なく、条件の良いところに設置され、今現在も残っていたらノリクラも月山のようになっていたでしょうね。今現在でもその支柱の残骸と基礎部分は残っています。画像を撮ってありますが、どこかに紛れ込んでしまったので、近いうちにここに掲示します。 それにしても、当時は環境問題にきびしい今日では考えられないおおらかな時代だったんでしょうね。 |
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