ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2001/08/25) A

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(Update:2001/08/29)

 

【雪渓上部】

雪渓中間地点から 雪渓右側から

右側の雪渓はもう跡形もなくなりつつあります。先週の下部の雪渓と同じような感じです。

滑走できるのは左側の雪渓のみですが、ご覧の通り、雪渓右側だけ色が変化しているのがお分かりでしょうか?この部分はスキーヤーによって平らに整備されているので滑走することができます。後は下の映像のようにガタガタで滑ることはできません。

上部の部分はかなり岩が出てきてしまったので、やや左寄りから斜めにすべるようになります。ここで見る限りまだまだありそうに見えますが、滑走距離は50メートルくらいでしょうか?雪質はグサグサになることはもうありません。日中でも比較的固めです。雪渓の下端から2メートルくらいまでの部分は雪というより氷に近い感じになっています。したがって右の映像のように階段状に踏み跡がないとアルペンスキーのブーツでも登るのに一苦労です。

 

雪渓の高さは1〜1.5メートルほどになり、容易に地面に下りることができるほどになってしまいました。人が座っている向こう側(下から見て右側)は先週まで雪があり、丁度フォールラインにからんだコースが取れました。しかし、上端から5〜10メートル付近まで雪がなくなってしまったため、右側映像のように滑り出してから1〜2ターンして右側へ滑走ラインをかえるように滑らなければなりません。

雪の減り具合は左側映像とほぼ同じ所の映像を先週も掲載しておりますので、比較してみてください。岩場に写っている赤いポールが置いてある位置が比較のポイントになるかと思います。

雨量によって左右されますが、これ以上雪融けが進むと映像ではご紹介していませんが、一番左端へ移動する必要があります。ここは砂礫地帯で落石が多いところです。一層の注意が必要となります。

先週もお伝えしましたが、この時期から夏スキー(秋スキー?)をはじめられることはお勧めしません。時として、雪渓は雪ではなく、スケートリンクを斜めにした状態を呈することがあります。青氷を見かけることもめずらしくありません。

 

【昨年の今ごろは】

date:2000/08/27

やっと下部の雪渓が滑走できなくなってきました。今年で申し上げると8月の上旬の映像と同じくらいですね。

 

◎ 一口メモ〜『ノリクラの気候』 ◎

平均気温は「○○度です。」なんて申し上げられたら一番手っ取り早いのですが、しっかり計っていないので分かりません。しかし、お盆前後の日の出前の気温は10℃前後。この気温ですと、完全に長袖が必要です。日中はスキーを担いで動き回っているので、数字で申し上げることはできませんが、車道付近と雪渓付近ではかなり温度が違います。当然といえばそれまでですが、雪渓を吹きにぬける風はかなりヒヤ〜としています。車道付近は日中の一番日の高い時を除けばさほど暑さは感じません。ただヒヤ〜というほどではありませんがそれなりに涼しいとおもいます(個人差があると思いますが... ですから渋滞中などはガマンできずにエアコンに頼ってしまうのでしょうけど...)

天候は夏山特有の天候を呈します。日中を通して天気の良い日もありますが、午前中があまりにも見事に快晴で気温の高い日はきまって午後から天候が崩れます。夕立もめずらしくありません。これも当たり前の話ですが、山頂から遠方の山々をご覧になりたければ日の出直後が確実だと思います。遠方の山々がくっきり見える時間は長くは続きません。

 

 

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