ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.5(2002/06/23) @

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(Update:2002/06/27)

 

【大雪渓】

これからノリクラもだんだん梅雨らしい天候の日が多くなってきます。平地で「梅雨」というと、しとしとと雨が降り続く様子を思い浮かべます。もちろん、ノリクラでも雨がしとしとと降りますが、それよりも1日中、一時の切れ間もない霧の中という天候が続くことが多々あります。

雪渓の方は先週と比べ、積雪量に関しては大きな変化はありませんが、雪質が「夏の雪」になってきています。

 

【畳平周辺】

お花畑は雪融けが進み、木道が完全に見え、周回することができます。少しづつ高山植物も開花を始め、シーズン到来といったところでしょう。

鶴ヶ池周辺もほとんど雪がなくなり、残っているのは県道乗鞍岳線へ向かう岐阜県側道路と乗鞍スカイラインの交差付近のみです。ここも県道乗鞍岳線が開通する6月28日までには除雪をすると思います。

 

【雪渓下部】

こちらは先週とほとんど変わりありません。

 

こちらも先週からくらべてもほとんど変化はありません。若干、排水溝付近の水量が増しているようですので、表面は余り変化がなくても、雪渓下の雪融けは進んでいるのでしょうね。

 

左の画像は雪渓下部全体を捉えたもの。中央付近に破線様にハイマツが現れています。昨年はこの時期すでにこのハイマツ帯がひとつの線となっていましたので、それよりは雪融けが少ないことが分かります。右の画像の岩はその出方から先週よりもさらに50センチほど雪融けしているようです。

 

キバナシャクナゲ

先週から咲き始めたキバナシャクナゲも、ご覧のように雪渓のすぐ近くでも見かけられるほどいたるところで咲き始めています。近くで見るキバナシャクナゲの黄色身かかった透明感のあるキレイな花は、高山植物のシーズン到来を告げるかのように、その存在をアピールしています。

 

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