ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.6(2002/06/28) A

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(Update:2002/07/03)

 

【雪渓下部 U】

いつもの石碑のある岩です。先週よりも30〜50センチほど積雪が減っているようです。岩の頭の向こう側の景色を見ることがもうできません。全体で3〜4メートルほどの高さになっているのではと思います。

 

こちらは登山道入り口。先週もお伝えした通り、登山道はまだ雪の下です。ここから肩の小屋に向かっていくわけですが、県道乗鞍岳線が開通したため今週は訪れる人がやや多いようです。しかし、積雪で登山道が分からないため、ルートを間違える人が後を立ちません。ここを直登すると上部のハイマツ帯(画像の左上のもの)にたどり着きますが、このハイマツ帯の左側を進んでください。

後ほどご覧いただきますが、しばらくハイマツ帯に沿って進むと、雪の下から登山道が現われ、肩の小屋に辿りつくことができます。ハイマツ帯の右側も雪渓が続きますが、途中で雪渓がなくなり行き止まりです。そのまま岩場を歩いて行くことができないわけではありませんが、立ち入り禁止区域です。

 

【高山植物】

ウラジロナナカマド

雪渓付近の緑といえば、代表的なのがハイマツですが、その深い緑のベルトの脇に新緑のウラジロナナカマドが点在しています。遠くから眺めていてもそのコントラストはなかなか映えるものです。近づいてその新緑を観察してみると、つぼみがたくさんついているのが分かります。来週あたりは白い小さな花をつけていることでしょう。

 

ウラジロタデ

キレイな明るい緑はウラジロナナカマドだけではありません。もう少し、地表に目を向けてみるとウラジロタデが芽吹きはじめています。ホントにキレイな明るい緑です。高山植物の中では比較的大きなもので、成長すると雑草のようですが、お盆の頃になると白やピンクの花をつけます。雌雄異株ですので、同じ株に白とピンクが咲くことはありません。

 

【浅間山】

2002/06/30 浅間山(大雪渓駐車場より)

ノリクラの話題から少しずれますが今、一番話題の山です。画像は6月30日朝、大雪渓駐車場から撮影したものです。雲海の中から頭を出した浅間山が噴煙を大きく南に伸びています。

この日の浅間山の噴煙の模様は信濃毎日新聞(信州 山小屋ネット)でも伝えられたようです。

 

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