ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.9(2002/07/21) @

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(Update:2002/07/23)

 

【大雪渓】

先週も驚くほど雪融けが進んだと申し上げましたが、今週はさらに雪融けが進んでいます。せっかく、今までは昨年より多く、少しばかり安心していましたが、場所によってはほとんど昨年並みとなってしまい、雪渓もいよいよ上部と下部が分離しはじめています。

20日に甲信越地方の梅雨明けが発表されましたが20日はあいにくの天気。多くの学校が夏休みに入り最初の土曜日で「海の日」ですが、雪渓を訪れる人出は多かったものの、一般の観光の人では今ひとつのようです。翌21日は明け方は雨が降り、はっきりしない天候でしたが、次第に回復し、昨日の分を取り戻すかのように人出も多く、クルマの渋滞も今年になって最高のものとなりました。

掲載する画像は基本的に21日のものですが、一部20日のものもあります。

 

【渋滞】

昨日とは打って変わり晴天となり、しかも夏休みにはいって最初の日曜日ということもあって、9:30には畳平へ向かう渋滞の最後尾が大雪渓までやってきました。今日の渋滞はかなりひどいもので、15:00くらいまで消えることはありませんでした。

 

【雪渓下部 T】

雪渓全体の積雪量が少なくなってくると一番心配なのが県道からすぐのところにある一番下の雪渓です。

 

確かに雪融けは進んでいますが、大雑把に先週と比較するとすでに分離しかかっていた下端の部分だけがなくなっている感じで、モーグルバーンはその隣のポール・フリー滑走のエリアにはあまり影響はなさそうです。右の画像のように県道沿いはだいぶ地面の面積が広くなって来ています。登山道脇には多くの高山植物を目にすることができるようになって来ましたが、少し雪渓寄りの部分は所々緑が見えるようになって来たものの、高山植物はもう少し先のようです。雪渓エリア全体にいえることですが、高山植物は昨年と比べやや遅めです。

 

こちらは県道からすぐのところに位置する最下端の雪渓です。いつものようにモーグルの人たちがターンやエアーの練習をされています。ところどころ岩が頭を出していますが、昨年のこのエリアはかろうじてエア台2つのスペースを確保するのがやっとの状態でしたので、それから比べるとまだまだです。

 

雪渓下部、左側

こちらはそのモーグルバーンの下から見て左側です。まだまだ十分です。フリー滑走やポールを張った場合、3〜4レーン位取れる幅はあるでしょうか。昨年は左の画像でちょうど左半分の雪渓は雪融けで陥没状態になっていましたので、先ほどのモーグルバーンと同様、もう少し楽しめそうです。

モーグルバーンもその隣のフリー・ポールのバーンも先週から比べるとかなり雪融けが進んでいますが、それでも昨年よりはまだ良いほうです。
尚、雪渓上部からすべり降りるには先週までは左の画像のさらに左にもうひとつルートがありましたが、今週は雪融けのため右の画像の中央の上につながっている部分(登山道沿い)のみとなってしまいました。

 

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