ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2002/08/13) A

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(Update:2002/08/15)

 

【雪渓上部】

かなり雪融けが進んでいます。中央の峰がずいぶん大きくなり、雪渓を完全に2分しようとしています。

 

雪渓上部右側です。かなり小さくなりました。先週はまだポールが3〜4レーンほど設置できるほどでしたが、2レーンが限度です。しかも滑走距離も短くなり、5旗門が精一杯いったところでしょうか?

 

今までは雪渓上部といえばほぼ右側のバーンのことを指していましたが、前述のとおりもう右側のバーンの滑走できるところが限られてくると、こちらの左側のバーンに多くの人が移ってくるようになります。

 

少しわかりにくいのですが、左右に2本、縦に帯状になっているのがお分かりでしょうか?ここが滑走箇所となります。今スキーヤーが滑走しているところがフラットバーン。左側はコブのラインです。ここをよく訪れるスキーヤー・ボーダーが整備したものです。

雪渓上部左側は他のバーンより斜度があり、整備していないスプーンカット状のところを滑るのは危険です。そんなわけで雪渓上部左側は結構広さがあるものの新たに整備しない限り滑走エリアは限定されてしまい、皆さんで共有して滑ることになります。よく、フラットに整備したばかりのバーンに後から来てポールを設置する方がいますが、そのようなことは絶対にやめてください。ポールを設置した人はよく「ポールの中を滑ってもらってかまいませんから...」とおっしゃりますが、いろんなスタイルのスキーヤー・ボーダーの方々が共有して滑ることを前提に整備したところです。そのあたりをぜひご理解いただきたいと思います。

これから雪渓デビューをお考えの方に申し上げますが、滑走するエリアはほぼ雪渓上部左側に限定された状態となってしまいました。先ほども申し上げたようにこのバーンは斜度があり、雪渓を滑りなれていないと危険です。中級クラス以下の方はデビューを来年に持ち越していただくほうがよろしいように思います。一般のスキー場と違い、安全対策というものがまったくなされていない自然の中ですのでぜひ、自制心をもって対処してください。

 

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