ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2002/09/21) C
【雪渓上部 T】
先週と比較して、全体の大きさには変化はさほど感じませんが、雪渓のふちの輪郭がだいぶギザギザになってきて、下の地面の起伏の状態を表しています。雪渓そのものの積雪量がかなり減ってきていることをあらわしています。
左側には2本の滑走ライン | 右端は1本の滑走ライン |
今回は多くのスキーヤーが訪れたようで、3本の滑走ラインができています。まず、右側ですが、ホントに猫の額のようなところにコブのラインができています。
そして、左側は先週お伝えした滑走エリアより少し右寄りに2本の滑走ラインができています。左側はコブライン、右側はフラットです。
幅の狭いフラットな滑走ライン | コブライン |
こちらはその2本の滑走ラインを上から見たところです。雪面はやや固めです。フラットなほうは幅がほとんどなく、ショートターン専用といったところです。
この付近を見るとまだまだ雪融けが進んでいることがわかります。先週よりも高さにして50センチほど減り、積雪量は1メートルほどとなっています。初氷・初雪が観測されましたので、もうそろそろ雪融けも収まってくると思います。
先週もお伝えしましたが、冷え込みが進んでくると、雪解け水の再氷結により、雪渓の下端は結構硬くなっています。アルペンスキーのブーツですら、登るのに苦労します。あまりひどいとここで、一旦板を履いて、数メートルほど登り、やわらかい斜面にたどり着いたら板をはずして、普通に上ります。
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