ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2003/06/01) @

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(Update:2003/06/05)

 

【大雪渓】

いよいよ、6月です。今回は台風4号から変わった低気圧の影響でご覧のようなひどい濃霧です。しかし、大雪渓まであがって来られただけでも良かったのかもしれません。前日の乗鞍スカイラインは通行止め、そして、今日もシャトルバスの始発は9時になってやっと運行が開始されたものの、ご覧のような濃霧で午後には運行が取りやめとなり、下り最終便は15時くらい繰り上げられました。

撮影もご覧のような濃霧のため、思うように進みません。

 

【畳平周辺】

いつもはお花畑や鶴ヶ池の様子をお伝えしますが、今回は完全に霧の中で、どこにそれらがあるのか全くわからない状態です。ご覧の画像は畳平の駐車場。大雪渓に向かうにつれて濃霧はさらにひどくなっていきます。

 

【肩の小屋】

今回は畳平から肩の小屋を経由して、稜線まで行きます。

畳平から肩の小屋方面に向かいます。富士見岳と畳平の水源である不消ヶ池(きえずがいけ)を見ながら30分ほど歩くと、コロナ観測所へ向かう道路と肩の小屋に向かう道路との分岐点に差し掛かります。ここに到達するとそれまでの風景から一変し、大雪渓の大パノラマが飛び込んでくるはずなんですが、今回はお伝えしているように濃霧の中で全く見えません。

ご覧の画像は先ほどの分岐点から肩の小屋方面にすこし歩いたところ。畳平からここまでは全く雪がありませんが、ここから肩の小屋までは、所々、雪渓があります。踏み跡はありますが結構急な傾斜なため、注意が必要です。

画像の左の谷側は大雪渓に続いていますので、スキーやボードであればここから大雪渓に滑り降りることもできます。先ほども申し上げたとおり、結構、斜度があります。板を履く時は滑落に注意が必要です。
平らなところが全くありませんので、滑り止めのないボードのフィッティングは板を落としてしまう可能性がありますので、さらに注意が必要です。

 

肩の小屋(北側) 肩の小屋(西側)

急な傾斜の雪渓をトラバースし、しばらくすると肩の小屋到着です。この付近、昨年はほとんど雪がなくなっていましたが、ご覧のように肩の小屋の北側・西側はまだ雪が残っています。それとは逆に昨年は南側はまだ残っていたのですが、今年は南側はありません。

 

肩の小屋から山頂に向かう登山道はまだ雪の下です。ここから最初に到着する稜線(朝日岳〜蚕玉岳)に向かいます。

 

肩の小屋からしばらく雪の上を歩くのですが、それもほんの少しです。この1週間でだいぶ雪融けが進んだものと思われますが、いつもより雪融けが早いようで、それ以降は完全に夏場の登山道で稜線まで向かうことができます。

 

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