ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2003/06/01) B

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(Update:2003/06/05)

 

【雪渓下部】

左側の画像は既に看板の足が完全に出ている様子がわかります。先週までは画像の右側の看板の足がまだほとんど雪に隠れていましたので、1メートルほど雪融けが進んだことがわかります。県道に接した部分も先週はまだ県道より高い位置に雪渓があったのですが、今週は県道の法面が見えています。こちらも1メートル以上は雪融けが進んでいます。

 

先週もお伝えしたモーグルバーンのスタートライン付近の岩です。先週は手前の岩がやっと出てきたところでしたが、今週はかなりの大きさになり、それより以前から頭を出している後方の岩とつながってしまいました。(正確に言うとつながった部分が雪融けで姿をあらわれた)。こちらも1メートルほどは雪融けしたと思われます。

先週も今週も悪天候で土曜日は通行止め、まだまだ訪れる人もまばらです。そしてこのような悪天候で一番大変なのが、バスが運休した場合です。今回も運行を始めたものの濃霧で午後から運休してしまいました。上りのバスが運休することは、大きな影響はないものの、下りのバスが最終時刻を待たずに運休する場合は大変なものがあります。ノリクラを訪れる人々は畳平から大雪渓、剣ヶ峰と遠方に向かう人がたくさんいます。それらの人々に安全に円滑に畳平まで誘導する必要があります。

従来のようにクルマで訪れていた時でも道路を管理する人々はかなりの苦労があったかと思いますが、それでもまだクルマに戻れば雨風をしのぐことができます。しかし、最終バスが出てしまった後は何もない畳平で一晩過ごすことはできません。

今年から、バスに乗車したとき、グループ単位で代表者の携帯電話をバス乗務員に伝えるようになっています。バス運休などの連絡が携帯電話に入ってきますので、必ず持参して連絡が受けられるようにしてください。

携帯電話会社によって通話可能エリアが若干異なりますが、大抵の場所で利用可能になっております。ぜひぜひ、身の安全を守るためお願いいたします。

 

【昨年の今ごろは?】

date:2002/06/09

昨年は番外編で立山をお送りしておりますので、1週間あとの画像です。先週までは昨年より多いとお伝えしていましたが、今週は1週間あとの画像と比べてもあまり変わりなく、先週から今週にかけて雪融けが激しかったことがわかります。

 

◎ 一口メモ〜『ノリクラ携帯電話事情』 ◎

一昨年も「ノリクラ携帯電話事情」をお伝えしておりますが、新機種や新サービスが矢継ぎ早に登場するこの業界にとって、2年もたつともう完全に一時代前といった感じでしょう。

かつてはどの電話会社のエリアマップを見てもノリクラエリアは圏外ばかりでしたが、生活圏ばかりでなく、行動エリアもカバーしようとする試みが始まり、各地のスキー場や立山黒部アルペンルートで知られる室道、そして、登山で知られる穂高でも常念にアンテナを立てて夏季限定でエリアにするとか...

そして、ノリクラもその例に漏れず、昨年まではノリクラエリアの中で唯一、どの電話会社も通話できなかった畳平でドコモがエリアになり、エリアマップにも掲載されています。バス会社の人々が山麓との連絡で頻繁に電話をかけている様子が伺えます。

他のノリクラエリアで状況が悪いのは肩の小屋付近と、岐阜県側の滑走許可エリア。それ以外の大雪渓や剣ヶ峰に向かう登山道など、エリアマップでは圏外になっていますが、通話可能なところが多いです。

いろいろな電話会社がありますが、その中でも通話状態が安定しているのはAUのcdmaOne。一昨年は全くダメでしたが、昨年からかなり安定して通話可能です。(昨年、大雪渓からの速報の更新でも利用)

今回のノリクラ雪渓カレンダーでも述べていますが、今年からバス乗車時に携帯電話の番号をバスの乗務員に伝えるようになっています。悪天候などでバスが急遽運休になった場合などの連絡手段として活用するようです。いわば「ライフライン」の一部ですので、必ず、電源を入れ電話が受け取れるようしてください。

 

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