ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.17(2003/09/15) @

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(Update:2003/09/19)

 

【大雪渓】

今回は敬老の日とあわせて3連休となった方も多かったのではないでしょうか?しかし、3連休の初日が悪天候であったため、思ったほどの人出ではありませんでした。ノリクラも少しずつではありますが、朝夕の冷え込みなどで季節の移り変わりを肌で感じはじめるようになって来ました。大雪渓付近も良く見ると紅葉の兆しが感じ取れるようになって来ました。おそらく次の週当たりからは探さなくても見られるようになってきているのではと思います。

速報にも記載しましたが、13日は台風14号の影響から天候も悪くバーンもガチガチでとても歯が立たない状態でしたが、晴天となった14・15日は適度に雪が緩み快適に楽しむことができました。今回の画像は14日と15日のものを織り交ぜてお届けします。

 

【雪渓下部】

先週までわずかに残っていた下部の雪渓も今週は完全になくなってしまいました。

 

登山道入口

こちらは登山道入り口付近。先週は黄色の花が真夏の時期からずーっと咲き続けているように見えるが実際は真夏のミヤマキンバイから秋のミヤマアキノキリンソウやシナノオトギリに変化していることをお伝えしました。
この画像ではわかりにくいですが、今週は緑の葉の一部に黄色く変化を始めたものがちらほらと伺えるようになってきました。

 

コバイケイソウ(紅葉)

毎年、ウラジロナナカマドの紅葉に先駆けて、大雪渓エリア全体の色調に変化をもたらすのがこのコバイケイソウです。比較的大型の高山植物で、イチョウのようなキレイな明るい黄色はハイマツなどの深い緑の中で非常に目立つ存在です。

このコバイケイソウ、どーやら毎年花をつけることはないようで、花の大群生が見られる当たり年とそうでない年があります。大雪渓エリアに関して今年はほとんど開花しているコバイケイソウを見つけることができず、当たり年ではなさそうです。大型の植物ですので、栄養分の少ない高山では毎年開花させるだけのエネルギーの確保が難しいのでしょうか?

 

ホシガラス

こちらはハイマツ林を行ったり来たりして、エネルギー確保にいそしんでいるホシガラスです。先週と同様、ハイマツの実をかき集めています。

 

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