ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2003/10/26) D
【あとがき】
▼ 今年で3年目を迎えた「www.norikura.org 乗鞍大雪渓 WebSite 」は、なんとか無事に今シーズンの掲載を終えることができました。 3年前に始めた時はスキーヤー・ボーダーの方々への雪渓情報の提供をメインに行ってきましたが、熱烈にノリクラを愛する方や登山・写真・自転車の方など、さまざまな方々がご覧下さるようになり、掲載する情報も雪の情報だけでなく、高山植物など少しずつ幅を広げてお伝えしてきたつもりです。
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Vol.11(2003/08/03) |
▼ もちろん、ふだん滑っている間近でこんないろいろな変化があると改めて発見されるスキーヤー・ボーダーの方々もいらっしゃいます。「先週掲載されていたコケモモの花はどこに咲いているんですか?」と、お聞きになる常連さんも見えます。そんな風に少しずつノリクラのことを理解してくだされば、それ以上の喜びはありません。
自然環境を守っていくことは大事なことですが、それがなぜ必要なことかを知ることがまず第一歩だと思うのです。足元にこんなにたくさんの高山直物があるということを知れば、それを守っていかなければと感じるようになっていくのだと思うのです。
▼ 今年からマイカー規制が始まり、大雪渓へのアクセスは山麓からのシャトルバスとなりました。当初は賛否両論がありましたが、基本的に静かなノリクラが帰ってきて、混雑・渋滞に悩まされることがなくなったことが最大のメリットではないでしょうか? 観光客と比べスキーヤー・ボーダーは大きな荷物を持って行かなければならないので、不便でありますが、それもある程度慣れてくれば問題とならないようです。それよりも1時間に1便であるため時間を気にしながら行動しなければいけないことと、登山、紅葉のハイシーズンにはなかなかバスに乗れないことがあり、なにか落ち着いてのんびりと過ごせないといった所が問題だったと思います。 また、今年は雷雨に見舞われることがほとんどありませんでしたが、避難所の問題も全く解決されていないのが現状です。多くの人に訪れてもらうには必要なものだと思います。冬季の積雪の問題から通年の建物である必要はなく、組みたて式のものでよいと思うのです。 |
▼ マイカー規制が始まったらスキーヤー・ボーダーの方々も減るのでは危惧していましたが、幸いなことにそのようなことはあまり見られず、今年も多くの方々がノリクラの夏スキーを楽しまれていました。また、乗合バスの効用とでも言うのでしょうか?今まで別のエリアで滑っていた人たちとも、バスの中や停留所で改めてお知り合いになるなんてことも、今年は良くありました。
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今年は昨年より色濃く掲載してきたつもりで、取材も丸一日かかってしまうこともしばしばでした。それに伴い、編集→掲載にもかなりの時間がかかるようになり、掲載が終わったと同時に次の週の取材の準備が始まるなんて日々の繰り返しでした。 来年もおそらくやり続けてしまうのだと思いますが、もう少し内容を削ってシンプルにしないと体が持たないかもしれません(笑)。 これからしばらくの間、休養を頂きますが、その間でも何か新しい情報がありましたら、掲載していく予定です。また、これまでのご感想などメールくださると大変うれしいです。ぜひよろしくお願いいたします。 |
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