ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2004/05/30) @

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(Update:2004/06/03)

 

【大雪渓】

きれいに青く抜ける快晴のもとでノリクラを楽しみたいものですが、今回も大半が濃い霧の中という状況でした。それでも朝一番だけは一時的にスカッとした快晴に恵まれて少しは救われた感じだったように思います。

今回は第29回宮様杯乗鞍フィーゲルスキー大会が開催されました。大会の様子は後ほど紹介いたします。ご覧の画像のように大雪渓駐車場や付近の道路は関係車両でいっぱいになっております。この画像から「大雪渓までクルマで上がっていけるのですか?」というお問い合わせをいただくことがありますが、特別に許可された車両で一般車両は通行できません。また、乗鞍高原から位ヶ原までの春スキーバスも5月29日から大雪渓まで区間延長して運行されていますが、夏シーズンのシャトルバスではなく1日1便しかありませんのでお間違いないようお願いいたします。
尚、乗鞍高原〜位ヶ原の春スキーバスのダイヤ・運賃については4月19日速報でご紹介しております。再度ご確認くださいますようお願いいたします。

尚、掲載する画像は30日のもののほか、29日の画像も一部使用しております。

 

【畳平周辺】

左の画像のお花畑では右側の奥のほうは先週の段階で雪融けが終わっていましたが、今週は手前の部分の雪融けも進み、お花畑を周回するも木道はほぼ完全に見えるようになってきました。もうすぐハクサンイチゲの季節を迎えることと思います。鶴ヶ池の雪融けは一部を残して先週の段階でほぼ完了しています。雪融けが終了したためでしょうか先週に比べて水位は低くなっています。それでも例年と比べ水量は多いといえます。

お花畑、鶴ヶ池ともに昨年と比べ、3週間ほど雪融けが早くなっています。

 

【肩の小屋へ】

いつもご紹介している肩の小屋・コロナ観測所へ向かう道路の分岐点です。左の画像の壁は高さ2.5メートルほど、先週から50センチくらい低くなっています。ほとんどクルマの通ることのない道路ですが、肩の小屋、宇宙線観測所、コロナ観測所などのへ関係車両が時々通行します。この道路も画像で移っている大雪渓側はそれほどでもありませんが、鶴ヶ池、不消ヶ池側は路面の侵食がひどく、時には幅員が3分の2程度になるほど道路の土砂が流されてしまう時もあります。

 

大雪渓下部に続く斜面

一旦、雪渓脇の斜面に降りて...

肩の小屋・コロナ観測所の分岐点から肩の小屋方面へ少し歩いたところの大雪渓下部へ一枚バーンで続く雪渓です。先週は道路から高さにして50センチほどはありましたが、今週は道路とほぼ同じかやや低くなっています。雪融けにより、雪渓上端が道路より離れ始めているため、一旦雪渓脇の斜面に降りてから雪渓上に移動します。

 

今週に入り、蚕玉岳〜朝日岳稜線や朝日岳直下の雪融けは完全に終わってしまったため、こちらは数少ない急斜面となってしまいました。急斜面の一枚バーンを楽しみたい人や宮様杯乗鞍フィーゲルスキー大会開催による大雪渓の一部規制のため、多くの方々がこの斜面を滑走されていました。所々、岩が出始めていますが、今のところ 滑走には問題ありません。しかし、今度の週末にもっと多くの岩が出始めると予想され、滑走できるかどうか微妙なところです。

先週も申し上げましたが、右の画像のようにモーグルバーンスタート地点付近には大きなクレパスがぱっくりと口を開けていますので、濃霧の時などはクレパスに落ちたりしないよう注意が必要です。

 

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