ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2004/08/13) @

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(Update:2004/08/19)

 

【大雪渓】

皆様、お盆はどのようにお過ごしになられたでしょうか?

昨年はぐずついた天候が続きましたが、速報でもお伝えしたように、お盆に入る少し前から天候が安定してきてほぼ連日現地入りすることができました。12日(木)あたりから乗鞍高原では人出が多くなってきましたが、大雪渓エリア・乗鞍高原ともマイカー規制以前のような賑わい・混雑はありません。
特に大雪渓に関しては雪融けによる滑走エリアの減少が拍車をかけているようで、平日は2〜3人といったところで静かなものでした。ほんとにノリクラが好きな人だけが集まっているようですが、このバーン状態ではとてもはじめての人にはオススメできませんので、致し方ないことですが...

今回お届けする画像は8月13日(金)と8月14日(土)の両日のものを織り交ぜてお届けいたしますが、あまりにも天候が違います。その点ご了承下さい。

 

【雪渓下部 T】

県道沿いの雪渓下部は完全になくなってしまいました。

 

このところの日照りで雪が残っていた形跡すら乾燥してなくなっています。雪渓下部は雪の多かった昨年から比べると1ヶ月近く、ほぼ平年並みの一昨年と比べても3週間程度雪融けが早いといえます。

 

秋の気配

さて、雪融けも早く、高山植物の開花も早い今年は、上空の様子も変化を見せ始め、夏の空に秋が入り始めています。

 

ホジガラス

高山植物の周りを虫達が一生懸命花から花へと飛び回っているさなか、ハイマツ林でホシガラスが行ったり来たりする姿を見かけるようになってきました。

 

冬支度

今年は秋の訪れが早いことを予告しているかのように、まだまだ青いマツボックリをくちばしでむしりとり、運んでいる様子をいたるところで観察できます。しかし、ホシガラスが秋を予感して行動しているのではなく、単にマツボックリの生育が早いだけなのかもしれません。

例年、ホシガラスがお仕事をはじめる姿をよく見かけるようになるのは9月に入ってからで、お盆の時期にこれほど頻繁に活動している様子が観察できるのはここ最近の記憶にはありません。

 

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