ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2004/09/25) D

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(Update:2004/09/30)

 

【紅葉情報−大雪渓付近】
★この付近はピークを過ぎてます★

遅咲きのウラジロナナカマドT (紅葉)

冒頭から「ピークを過ぎています」と申し上げておきながら真っ赤のウラジロナナカマドを掲載しては「話が違う!」とお叱りを受けそうですが、大雪渓エリア全体的に見たとき、大半のものがピークを過ぎています。しかし、速報でもお伝えしましたが、大雪渓エリアの中でもいわゆる「遅咲き」のものもあり、それらのものはご覧のようにきれいな黄色や赤を呈しています。いつもの年ですと、遅咲きのものはこのようにきれいに紅葉せず、そのまま枯れてしまうケースが多く見受けられます。しかし、遅咲きといっても例年ならこれが普通の時期です。

ただ、同じ場所で同じウラジロナナカマドなのに、どうしてこのように色が違うのか不思議なところです。また、記憶が定かであれば、例年ここまで赤くなったことはないように思います。

 

遅咲きのウラジロナナカマドU (紅葉)

もう一つ遅咲きのウラジロナナカマドを紹介します。画像手前がちょうど見頃のものです。まだ、奥に緑の部分が残っていますので、霜などが降りなければきれいな紅葉が見られるはずです。大雪渓エリアにおいて、今年の紅葉の見頃がやや長いのは冷え込みによる冷え込みの発生がないことが要因なのかもしれません。

 

大雪渓入口付近(肩の小屋口バス停付近)

こちらは大雪渓入口付近のものです。遠くから見るときれいに見えてもご覧のように完全に枯れ姿です。配色が紅葉と似ていますので、こんな枯れ姿になってもそれなりに目を楽しませてくれるわけです。

 

ウラジロナナカマド(落葉)

まだ、枯れ葉でも身にまとっていれば紅葉見物に一役買ってでれますが、ご覧のように完全に落葉してしまうと紅葉も終わりとなります。大雪渓エリアはもこのような姿がかなり多くなってきています。

 

 

山頂方面

雪渓上部左側から

先週と比べハイマツの縁を彩るウラジロナナカマドは更に色がよくなったものがある反面、赤い数が減っているのもわかります。

 

スゲ(紅葉)

その代わりにミヤマクロスゲなどは小麦色に光始めます。単なる枯れ姿なのかもしれませんが、一面、このような状態になると麦畑にでもいるような錯覚を覚えます。

 

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