ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2005/05/14) C
【5月15日 乗鞍スカイライン開通日はあいにくの雨】
ほおのきバスターミナル |
さて、前のページの晴天とは打って変り、翌日は早朝から雨が降りだし、乗鞍スカイラインのシャトルバス発着所である、ほおのきバスターミナルはあいにくの天候です。
したがって、乗鞍スカイライン開通日ですが、降雪のため、通行止め...
バスも式典の準備に... |
例年、ほおのきバスターミナルで乗鞍シャトルバス発車式が行われます。濃飛バス、松本電鉄のバスにエンブレムをつけて準備が進められます。ちょっと気になるのが右のボンネットバス。1958年製(昭和33年)のいすずのボンネットバスです。今回、ほおのきバスターミナルまで回送してきた運転手の方によると、60km/hくらいは出ることは出るものの、巡航速度は30〜40km/hで通行量の少ない時でないとなかなか大変とのこと。もちろん運転そのものも、ブレーキやハンドルをパワーアシストする機構はなく、ギア操作もダブルクラッチが必須で、誰でも操作できるクルマではないようです。
昨年8月には、ほおのきスキー場のコスモス祭りで、コスモスが咲き誇るスキー場内をこのボンネットバスで巡回する催し物が開催されました。今年も実施するかどうか分かりませんが、関心のある方は一度、問い合わせてみてはいかがでしょうか??
準備も整い、来賓の方々も集まり始め、式典が始まります。
【乗鞍シャトルバス発車式】
安全祈願祭 |
例年、開通式・安全祈願祭は畳平で行われますが、乗鞍スカイライン通行止めのため、乗鞍シャトルバス発車式と同時に行われました。
テープカット |
鏡開き |
テープカット、鏡開きとイベントが続きます。
鏡開きが終わると、振る舞酒が一般の方にも手渡されます。今回は外国からツアーでお越しになった方もいらっしゃったようで、なかなか興味深くご覧になっていたようです。
式典は午前中には終わり、昼から晴れ間が見えて来ました、しかし、乗鞍スカイラインは終日通行止めでした。また、翌日も通行止めで、乗鞍スカイラインが開通したのは17日(火)になってからでした。まだまだ、ノリクラは冬の中にいることを実感させられます。
今年もノリクラシーズンが始まったわけですが、ノリクラで色々な楽しみ方ができるフィールドです。登山もあり、自転車もあり、そして、夏スキーもありなんです。もちろんそのほかにもたくさんあると思います。せっかく高山に来ているのですから、高山帯固有の環境に触れるのが一番の楽しみともいえるでしょう。今年は合併によりノリクラはそれぞれ、松本市・高山市になったわけですが、ノリクラを単なる観光開発の一手段とせず、自然のよさを残していけるような取り組みが必要かと思います。
今シーズンの速報やノリクラ雪渓カレンダーも、雪渓の情報にとどまらず、登山や写真、そして、自転車の方々などに共有してもらえるような情報の提供ができるようにしていきたいと思っております。これからもどうかよろしくおねがいいたします。
【昨年の今ごろは?】
あえて言うまでもありませんが、ホントに昨年とは大違いです。さてこの積雪が梅雨の時期以降どれくらい残っているかが注意深く観察していく必要はあるかと思います。今回は降雪のため、クレパスなどの確認はできませんでしたが、雪渓内には例年と同様、小さな亀裂はあるようです。
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |