ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2005/05/28) E

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(Update:2005/06/02)

 

【宮様杯乗鞍フィーゲルスキー大会】

5月29日(日)は毎年恒例のフィーゲルスキー大会が開催されました。フィーゲルスキーとはもともと登山者が雪渓を降りる際に、登山靴の底に板を取り付けて、滑り降りるスタイルが原型となっています。この大会は長さ60センチ以下の短いスキーで行われるものです。

 

参加選手は約60名 選手宣誓

乗鞍高原からバスであがってきた選手は約60名、9時20分にゴール付近で開会式が行われます。

 

スタート地点まで一斉に上り始めます。

開会式が終わると、スタート地点まで一斉に登ります。ここ大雪渓には選手といえどもリフトはありません。

 

【フィーゲルスキーって?】

出場する選手の多くが、ビックフットをはいているようですが、こちらが本物のフィーゲルスキーとのこと...長さはビックフットよりも短くて55センチです。普通のスキー板の前部分だけのような構造で、スキーの一番後ろにビンディングの踵部分が固定されています。一方、ビンディングのつま先部分は可動できるようになっていて、こちらで、ブーツ長をあわせます。普通のビンディングと異なっているようですね。

また、スキーの一番後ろにビンディングの踵部分がありますので、いわゆるテール部分がありません。かなりシビアなバランス感覚が要求されます。

 

詳細に調べておりませんが、国内ではフィーゲルスキーを製造しているメーカーはなく、フィーゲルスキー大会でも、基準に合うのがビックフットくらいしかないのが現状で、かなり貴重な存在のようですね。

 

【ひたすら登ります。】

滑走距離600m、標高差180m

コースはノリクラ雪渓カレンダーで毎年、「雪渓上部を左右をわける尾根」を紹介しております。その尾根のすぐ右側で、雪渓の上端部分からスタートし、大雪渓の下端まで滑り降ります。大会主催者の発表では滑走距離600m、標高差180m、旗門数15となっています。

 

選手の方々はコース脇をひたすら登っていきます。

 

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