ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(2006/05/28) @
【大雪渓】
今回は、27日(土)・28日(日)ともによい天気とはいえず、訪れる人もまばらで静かなノリクラでした。27日(土)はほとんど霧の中。28日(日)の朝は濃霧と土砂降りに見舞われ、その後、昼過ぎまでの2時間ほどはきれいに晴れました。しかし、お昼以降は27日(土)よりもひどい濃霧となり、変化の激しい一日でした。
上の画像はちょうど天気が回復したときに撮影したものですが、ほとんど濃霧の中での撮影ですので、不鮮明な部分もあることをご了承ください。
積雪量の変化は、エリアによって差がありますが、上部付近での減少が目立ちます。また、昨年と比べた場合も、下部は多く、上部はやや少ない状況です。ただ、例年と比べた場合、今年は多い部類に入ることは間違いないと思います。
今回は、5月27日(土)の画像を一部織り交ぜながら、5月28日(日)の様子をお伝えします。
【天候】
5月27日(土)− 朝は晴れてます |
こちらは27日朝の様子。山麓のほおのき駐車場も、上部の畳平も晴れていて、今日は天気予報よりも幾分、天候が期待できるかと思ったのですが...
次第に雲が降りてきて、一面、霧に包まれてしまいます。高山に限らず、天候の悪化は特別珍しいことではなく、あえて、取り上げるほどのことではありません。
ただ、ノリクラでは長野県側と岐阜県側で、天候に差がある場合があります。長野県側の大雪渓では比較的風がなくても、岐阜県側の土俵ヶ原・四ッ岳付近では猛烈な風が吹いていることもよくあるようです。そのため、大雪渓にいると、岐阜県側では強風や突然の降雪のために乗鞍スカイラインが通行止めになることを予測できないこともあります。十分注意が必要です。
【畳平周辺】
不動岳とお花畑 | 鶴ヶ池 |
左の画像の不動岳とお花畑は、先週と比べて大きな変化はありません。昨年と比べてもほぼ同等です。しかし、右の画像の鶴ヶ池は、池の中心にあった雪がほとんどなくなり、先週と比べて、画像の左下から鶴ヶ池へ伸びる雪渓部分や、池の周辺部分の雪の量の減少が目立ちます。
池の周辺部分の積雪量は昨年とほぼ同等ですが、画像の左下から伸びる雪渓部分や、池の中心部分の雪解けは、昨年より、やや早めのようです。
畳平から肩の小屋に向かう専用道 |
こちらは畳平から肩の小屋に向かう専用道で、ちょうど、鶴ヶ池の上部付近です。先週は道幅の半分程度は雪に埋まっていましたが、今週は道幅の3分の1程度まで減少しています。
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