ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2006/06/03) @

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(Update:2006/06/08)

 

【大雪渓】

今回は6月3日(土)、6月4日(日)とも、よい天気にでした。5月下旬から6月上旬にかけて、非常によい天気に恵まれる日がありますが、2日とも終日青空に恵まれることは、ここ数年なく、入梅前の貴重な週末だったと思います。また、本日、気象庁から、東海地方が入梅したとの発表がありました。平年と同日。昨年より3日早い状況のようです。

例年、4月下旬に運行開始される位ヶ原行きの春スキーバスは、積雪量が多いために、運行が見合わされていましたが、6月1日(木)より、運行が開始されました。運行開始から最初の週末を迎えた春スキーバスには、待ちに待った大勢のスキーヤー・ボーダーが押し寄せ、2日とも4台に増車して運行されました。

また、6月4日(日)は、今年で3回目を迎える、自転車のヒルクライムレース、乗鞍スカイライン・サイクルヒルクライムが、平湯峠〜畳平間で開催されました。

積雪量の変化は、エリアによって差がありますが、上部付近での減少が目立ちます。また、昨年と比べた場合も、下部はかなり多く、上部はやや少ない状況です。全体としてみた場合、全体を見た場合でも、昨年よりも多いといって問題ないでしょう。
また、先週の段階で昨年より少ないと申し上げた箇所の中に、今回は、昨年より多いと変わっているところがあります。これは昨年のこの時期に急速に雪解けしたためです。

今回は、6月4日(日)の画像を一部織り交ぜながら、6月3日(土)の様子をお伝えします。
第3回乗鞍スカイライン・サイクルヒルクライムについては、ただいま編集中です。もうしばらくお待ちください。

 

【快晴】

畳平

速報でもお伝えしましたが、6月3日(土)は、空の深さを実感させてくれるような、見事なまでの快晴の畳平。

 

始発便、今日もたくさんのスキーヤーがお越しになっています

8時前に到着した始発便からは、今日もたくさんのスキーヤーが降り、雪渓に向かう準備を始めます。

 

ノリクラ歴、数十年

ノリクラにお越しになって、もう数十年。マイカー規制前どころか、県道乗鞍岳線が全線舗装される前から、大雪渓にお越しになっています。マイカー規制を境に、お越しにならなくなったスキーヤーもいらっしゃいます。しかし、お越しになる回数は減少しても、毎年、お元気な姿を拝見できることはうれしいものです。お会いした瞬間に、以前のノリクラの様子が古い記憶からよみがえってくるような感じさえ覚えます。
取材の都合で、ご一緒することができませんでしたが、また、是非、稜線まで登りましょう...

 

お仕事拝見 − 乗鞍環境パトロール員

こちらは乗鞍環境パトロール員の方々。今日も少し、お仕事拝見させてもらいます。

 

お花畑の案内看板を取り付けます う〜ん、まぁ〜まぁ〜かな...

畳平にあるお花畑の案内看板を取り付けています。このほか登山道などの誘導看板や、前々回の ノリクラ雪渓カレンダーVol.2(2006/05/21)B でお伝えしたように、登山道のロープ張りなど、環境保全のために活動されています。

なお、畳平のお花畑は、まだ、雪の下です。高山植物が開花を始めるのは6月下旬〜7月上旬です。

 

【畳平周辺】

不動岳とお花畑 鶴ヶ池

左の画像の不動岳とお花畑は、先週と比べて大きな変化はありません。ただ、画像には写っていませんが、お花畑の右奥方面では、木道が雪の下から姿をあらわし始めました。ほぼ、昨年と同じような推移を見せています。

また、右側の鶴ヶ池の周りは先週より雪解けが進んでいます。こちらについても、昨年とほぼ同じ推移を見せています。

 

畳平から肩の小屋に向かう専用道

こちらは畳平から方の小屋に向かう専用道。ご覧の箇所は鶴ヶ池の上部付近です。先週は道路の幅の3分の1程度、雪が残っていましたが、すっかり雪がなくなりました。

また、今週に入り、この専用道は、肩の小屋まで除雪が行われましたので、これまでのように、分岐点から雪渓の上の急斜面を歩く心配はなくなりました。

 

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