ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.5(2006/06/10) D

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7  8  9

(Update:2006/06/15)

 

【稜線へ】

肩の小屋を後にして、稜線に向けて出発します。

 

朝日岳直下まではほとんど雪がなくなりました 朝日岳直下手前付近

肩の小屋から朝日岳直下に出るまでの登山道はほとんど雪がなくなり、雪の上を歩く必要がありません。

 

高さで50センチほどの雪解け

先週から比べて、50センチほどの雪解けで、昨年と比べて、ほぼ同じか、1週間ほど早い雪解けです。

 

魔利支天岳

魔利支天岳は、先週と比較してもそれほど大きな変化はありません。分岐点から肩の小屋に向かう専用道の所でもお伝えしましたが、この付近は雪解けのスピードは遅くなっているようです。

全体的見て、肩の小屋から、蚕玉岳〜朝日岳稜線が見える朝日岳の直下に出るまでの登山道は、昨年よりも1週間程度早い雪解けの状態です。

 

この先は積雪があります スニーカーでは登ることができても、下ることができません

この先、蚕玉岳〜朝日岳の稜線に向かって、積雪があります。雪は比較的やわらかく、踏み後がついているものの、スニーカーでは滑りやすいため、登ることはできても、下ることができません。

登山での事故は、下りで発生するケースのほうが多いようです。登りで少しでも危険を感じたら、下りはさらに危険であるという認識でお願いいたします。

 

【稜線】

蚕玉岳〜朝日岳稜線

蚕玉岳〜朝日岳稜線付近は、先週と比べて大きく変化しています。ご覧のとおり、蚕玉岳〜朝日岳稜線からは滑走できない状態です。この付近の雪解けに関しては、昨年と同等か、やや遅い状態ですが、昨年も同じ週に滑走できなくなりましたので、状況としてはほとんど変わりないと思います。

 

朝日岳直下からの滑走

ここから大雪渓への滑り込みは問題ありません

蚕玉岳〜朝日岳稜線は滑走できない状態になってしまいましたが、すぐ右側の朝日岳直下にはまだ雪が残っています。こちらからの大雪渓への滑り込みは、今のところ、問題なく、昨年とほぼ、同じくらいの推移です。

 

稜線からの沢筋はかなり雪解けが進んでいます つづら折れ部分の登山道

左の画像は稜線から続く沢筋です。かなり雪解けが進んでいる様子がわかります。ちょうど、上下に帯状になっていますが、この付近に、登山道がつづら折れになって登ってきます。、また、左の画像の左側に見えるバーンは、朝日岳直下から大雪渓に続く雪渓です。

 

稜線に出る最後の部分

稜線に出る最後の部分で、再び、積雪があります。斜度はそれほどでもありませんが、ある程度、斜度がある上、ななめ横に移動しますので、下りでは、結構、足を取られる方が多かった箇所です。

 

蚕玉岳〜朝日岳稜線 先週より上端が5メートルほど下がっています

蚕玉岳〜朝日岳稜線部分の雪は、先週と比べて、雪解けで上端が5メートルほど下がっています。この付近に関しては1週間以上早い雪解けです。

 

権現ヶ池 朝日岳

権現ヶ池は、一部、融雪して水面が見えるようになってきました。昨年と比べて、2週間ほど遅い状態です。また、朝日岳の雪解けは、昨年と、ほぼ同じような環境です。

蚕玉岳〜朝日岳の稜線付近は、全般的に見て、昨年より、少し早めに推移してきているようです。

 

<<Back | Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会