ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2006/07/01) E

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(Update:2006/07/06)

 

【雪渓下部 V】

石碑の岩 − 岩の高さは70センチほど

先ほどご紹介したモーグルコーススタート地点の岩の南寄り(下から見て左寄り)に、石碑の岩があります。例年、大雪渓では、この2つの岩が最初に頭を出し始めます。石碑の岩は、雪解けの早い年は、5月中旬には姿を見せるときもあり、積雪の多かった昨年でも5月下旬には確認することができました。ただ、今年の石碑の岩は状況が異なり、先週までまったく姿が見えませんでした。

岩の高さは70センチほど。したがって、先週から70センチ以上の雪解けがあったことがわかります。昨年と比べて、1ヶ月ほど遅い雪解けです。

 

石碑の岩の下部のバーン − 岩などなく完全な一枚バーン

石碑の岩の下部のバーンは、例年、この時期になると、画像の中央付近にもう一つ大きな岩の頭が見え始め、左右の幅も狭くなるため、滑走エリアがかなり制限されますが、ご覧のとおり、完全な一枚バーンです。

 

【雪渓中段】

雪渓中段 − ハイマツ帯沿いに登山道があります

先ほど紹介したモーグルコースのスタート付近の岩と、石碑の岩の間を上っていくところで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。本来なら、霧の向こう側に魔利支天岳が見えるはずです。

少しハイマツ帯が見えますが、その右方向にモーグルコースのスタート地点の岩があり、また、このハイマツ沿いには登山道があって、左方向へ進むと肩の小屋に行くことができます。

 

ハイマツ帯は高さ2メートルほど

登山道の杭が見えるところが一部あります

ハイマツ帯の高さは2メートルほど。この時期としては低いほうです。ハイマツ帯の上部の肩の小屋に近い部分では、登山道の杭が見えているところもありますが、大半はまだ雪の中です。

 

ハイマツ帯に隠れ、風雨をしのぎながらランチ

ハイマツ帯に隠れて風雨をしのぎながら、昼食の用意をされている方々がいらっしゃいます。今回、初めてノリクラにお越しになったとのことで、晴れていたら、最高のランチになっていたはずです。こんな天気でも、この場所で食事を楽しむというのも、また、一つの思い出になるのだと思います。これに懲りず、また、ノリクラにお越しください。

 

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