ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.9(2006/07/08) F
【雪渓上部】
雪渓上部はこの位置から見る限りそれほど大きな変化は見られません。
雪渓上部のクレパス |
しかし、いつもお伝えしているクレパスはどんどん大きくなっています。
雪渓上部右側のクレパス 開口幅2メートル |
雪渓上部右側のクレパス 深さ3メートル |
雪渓下部のクレパスは沈静化する方向に進んでいますが、雪渓上部右側のクレパスは拡大する傾向にストップがかかりません。幅も深さも先週よりもさらに大きくなっています。
雪渓上部右側 上端 |
雪渓上部右側の上端は、先週先週から、高さで約1メートルほど雪解けが進んでいます。左の画像に写る雪渓上部を左右に分ける尾根の長さは先週とほぼ同じ30メートルほどです。この付近の雪解けは昨年と比べて1週間ほど遅い雪解けです。先週も昨年と比べて1週間遅い雪解けでしたので、雪渓下部の雪解けのペースが若干早まってきていますが、雪渓上部の雪解けのペースには変化はありません。
上端から |
上端から見た大雪渓は岩などほとんどなく、クレパスさえなければ、快適な滑走が楽しめたはずです。
基礎キャンプ |
雪渓上部を左右に分ける尾根の下部あたりで、今週も基礎スキーのキャンプが行われています。
滑っては登るの繰り返し |
この環境に慣れている方もそうでない方も、滑っては登るの繰り返しです。
標高に順応できてないうちは、かなりつらい |
標高2600〜2700メートルの高所で、スキーと登山を繰り返すことは、体が順応していないうちは、相当きついものがあります。
解説を加えながらビデオ撮影を行い、さらにその場で一人一人に細かなアドバイスされています。
キャンプ終了。お疲れ様でした。 |
毎年、ノリクラで行われているキャンプの今年の日程は、今回で終了とのこと。また、来年お会いできることを楽しみにしています。
いつもはここで終わりになりますが、今回は、肩の小屋での祭事など情報がたくさんあります。この後も引き続き、あとがき のコーナーで、お楽しみください。
【昨年の今ごろは?】
昨年も天候に悩まされたようです。しかも、この天候は大雪渓エリアだけだったというところも共通しています。梅雨が末期に近づき、同じような推移を見せているということがよくわかります。
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