ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.12(2006/07/31) @
【大雪渓】
今年の7月は、大雨に見舞われるなど、あまりよい天気に恵まれなかった一ヶ月でした。例年、7月はよい天候の日にめぐり合うことが少ないので、特別珍しいことではありませんが、今年は梅雨明けも遅く、特に週末に関してはひどかったのではないかと思います。
さて、その梅雨明けは、7月26日に梅雨明けした九州・四国以降、そのほかの地域は8月にずれ込むとの予測がありましたが、7月30日に突如梅雨前線が消失して多くの地域で真夏のような天候となり、その日のうちに、中国・近畿・東海・北陸・関東甲信地方で梅雨明けの発表がありました。東海・関東甲信地方の平年の梅雨明けは7月20日(昨年は7月18日)で、10日(12日)遅い状況です。
29日(土)は、一瞬、真夏を思わせるような青空が広ったものの、その後は再びこれまでのような濃霧と雨に見舞われる天候で、とても梅雨明けを想像させるような感じではありませんでした。しかし、30日(日)は乗鞍高原では朝からよい天気が続き、山頂付近も雲海の上にあったため、こちらも朝からよい天気が続きました。夕方まできれいに晴れ上がった大雪渓では、シャトルバスの最終便の時刻まで、スキー楽しむ方も結構いらっしゃいました。
積雪量の変化は、先週よりも雪解けのスピードが速くなりつつあります。特に、雪渓上部では顕著で、下部は、先週と同様、昨年より2〜3週間ほど遅い状態ですが、上部は昨年より1週間ほど遅い状況です。
今回は、ほぼ終日濃霧だった7月29日(土)と、梅雨明け初日の7月30日(日)の画像を織り交ぜながらお伝えします。また、畳平のお花畑の状況を、あとがき でお伝えしますので、あわせてご覧ください。
【観光センター前】
30日(日)早朝の観光センター前 |
駐車場は7〜8割程度の混雑 |
7月30日(日)、朝の観光センター駐車場。朝から7〜8割の駐車率。山頂に向かおうとする人で、早朝から活気付いています。
シャトルバスは始発便から増発されています |
シャトルバスは6時の始発便から1台では足りず、午前中の便はすべて増発されました。7月から運行開始して以来、初めての人出です。
小さなお子様連れのご家族にはタクシーが最適 |
また、登山客や家族連れを中心に、タクシーで畳平に向かう人もたくさんいらっしゃいます。大人数になれば割高ではないことはもちろんですが、小さなお子様やお年寄りの方など、シャトルバスでは少し不安だという方には、タクシーがお勧めです。
畳平までの40〜50分は、ノリクラの見所などの観光案内を交えながら楽しませてくれます。シャトルバスでは一時下車はできませんが、今日も多くのタクシーが大雪渓前に停車して、夏の雪渓の感触を楽しむ方々がたくさんいらっしゃいました。
自転車の方も増えてきました |
毎年開催される全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まであと一ヶ月ほどとなり、今朝はいたるところで自転車の準備を始める姿を目にすることができます。特に今年は7月に入って天候不順であったため、県道乗鞍岳線をヒルクライムする姿が少なめでしたが、今日のような天候を見逃すわけには行かないでしょう。
地元自転車クラブの走行会 |
今日は地元自転車クラブの走行会も行われ、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のゴール地点の長野・岐阜県境目指して、駆け上がって行きます。こちらのクラブは昨年大会の優勝者も所属し、皆さん、本番さながらの力強い走りで急坂を疾走していきます。
今日の観光センター前駐車場は、ホントににぎやかな朝を迎えています。
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