ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.16(2006/08/26) E
【雪渓上部 T続き】
今週もポールは1レーンのみ(雪渓上部右側) |
雪渓上部右側は5〜6レーンくらいは余裕でポールをセットすることが出来るほどの広さがありますが、今週も1レーンのみ。
今週はスラローム | 雪解けで雪渓の縁が迫ってきています |
先週とほぼ同じ箇所にポールがセットされていて、先週はレーンの横にまだ余裕があったものの、右の画像のように雪渓の縁がすぐ横まで迫ってきています。今週はスラロームの練習のようです。
滑走ラインにドリルで穴を... |
少し滑り込んで、滑走ラインが付き始めた頃、監督が滑走ラインをトレースするようにドリルで穴を開け始めます。
バーンをやわらかくして掘れやすくするんですよ |
当然といえば当然のことですが、アルペンレースではスタート順によっては、必ずしも条件のよいバーンで滑走できるとは限りません。ターンによってラインが深くえぐられていることの方が多いことだってありうるのです。
滑走人数が多ければ、すぐに掘れてきますが、人数が少ないと、逆に掘れるような条件にしなければ、そのような練習はできません。したがって、滑走ライン上にドリルを入れて、バーンをほぐすことで、掘れやすい環境を作っています。
先週もお伝えしたように、与えられた条件のもとで、効果的な練習成果を得るために考えられた知恵ともいえます。まさに「スキーは頭で考えるスポーツ」ですね。
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