ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.17(2006/09/02) A

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(Update:2006/09/07)

 

【雪渓下部】

ここからはいつものように雪渓の様子をお伝えします。先週は右の画像の手前付近の雪渓中段から降りてくる部分で、一部、雪が残っていましたが、今週はそれもなくなっています。

 

雪渓下部の大きさは先週の4分の3程度

先週と比べて、右下部分と左端の雪解けが目立ちます。ただ、左端については先週の段階で分離していましたので、滑走エリアとしては見た目ほどの変化はありません。先週の段階では、昨年と比べて3〜4週間ほど遅い雪解けでしたが、今週はやや雪解けのペースが遅く、さらに遅れて1ヶ月ほど遅い状況です。

 

下端部分の変化が目立つ

特に右下部分は顕著

先週は雪渓の下端部分の雪解けはほとんど見られませんでしたが、今週はかなり進み、先ほどお伝えしたように、特に右下部分の雪解けが目立ちます。右の画像の平坦な部分の幅は先週はほとんど雪解けが進まず18メートルほどでしたが、今週は27メートルと大幅に雪解けが進んでいます。

雪渓下部全景 長さ30メートル×幅40メートル 横から見れば縦方向もかなり長いことがわかります

雪渓下部全体の大きさは先週は長さ40メートル × 幅45メートルでしたが、今週は長さ30メートル × 幅40メートル。先週の画像と見比べると横幅の変化が目立ちますが実際には縦方向の変化の方が大きい状況です。雪渓を下から見ているため上下方向が視覚的に圧縮されるため、実際の大きさとはかなり異なって見えます。この画像でも縦方向は横方向の4分の1程度の長さにしか見えません。

 

雪渓下部のクレパス

いつもお伝えしているクレパス部分。クレパスがどこにあったのかわからないほどの状態です。先週の段階では高さ1〜1.5メートルの雪解けがありましたが、今週は70センチ程度の雪解けで、先ほどお伝えしたように、今週は雪解けのペースがやや遅くなっています。

 

短めですが、滑走可能
〜9月に入ってこれだけの積雪量は近年ありません〜

こちらは上端から見た画像。先ほど申し上げたように、距離はまだ30メートルほどありますので、スプーンカットを整備すれば滑走できます。9月に入って、雪渓下部にこれだけの積雪が残っていることはここ数年なく、当WebSiteが掲載を始めている2001年以降は初めてのことです。

 

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