ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2006/09/02) F
【雪渓上部 U 続き】
モーグルコース |
こちらはいつものモーグルコース。
長さは25コブ | 先週のラインを手直しして使用 |
こちらがメインのラインで長さは25コブで、先週、コブ管理人が作成したラインを手直ししたものです。したがって、作成当初よりも少しピッチが伸び、若干深めの状態です。
今日もたくさんのモーグラーがお越しになっています |
おそらくこのラインが大雪渓エリアの中で一番にぎわっている箇所だと思います。今日もたくさんのモーグラーの方々がお越しになっています。「8月で終わりにしようかと思っていたけど、まだまだ滑られそうなのでやって来た。」とおっしゃる方もいて、お盆のころと遜色ないほどの賑わいです。
バーンは表面がやわらかくても内部が硬く、一部、氷結しているところも出てきました。さすがに9月であることを実感させられます。
日中でもかなり硬いところもあります |
【ご協力ください】 − 1日2回はデラがけします |
日中でもご覧のように、場所によっては固い箇所があり、コース整備も苦労するほどです。
これからの時期はこのような状態の日が多くなり、特に早朝は顕著で、新たにラインを作成することが容易ではありません。現状のラインの形状を維持するため、1日に2回ほどデラがけを行いますので、お越しいただいたモーグラーの方にはご協力願いたいと、コブ管理人が言っていましたので、よろしくお願いいたします。
親子でモーグル |
大雪渓には親子でスキーに訪れる方はたくさんいらっしゃいます。特に、ポールではお父さんがコーチ役で、マンツーマンレッスンを行っている姿はよく見かけます。ただ、モーグルに関してはあまりいらっしゃらないようです。
今日もチョッカッてます |
雪質が少し固めでピッチも長くなりかけていますが、「モーグルは面白く滑んなきゃ!」と、今日もチョッカッています。
減速しません | パフォーマンス! |
固めのバーンにもかかわらず、破綻寸前のパフォーマンスまで披露してくれます。さすがモーグルは見せるための競技ですね。
何をやっているかわからないほどの勢いで... |
溝にドスンと落ちる音とは明らかに異なる、コブを超えていくときの規則正しい衝撃音だけを残しながら、何をやっているのかさっぱりわからないほどの勢いで駆け下りていきます。
機関車みたいだなぁ〜 |
周りにいる方々はその滑りと衝撃音に振り返ります。「まるで機関車が走っているみたいだ〜」と、思わず形容してしまうほどです。
ぜひまたノリクラにお越しください。ご活躍期待しています。
9月にはいって、大雪渓のすべてのエリアでまだ積雪があるのは、かなり珍しいことです。昨年もノリクラシーズンのオープン当初は、今年と同様、かなり多い積雪でしたが、その後、急速に雪解けが進んで、シーズン後半になると、平年並みになってしまいました。
これからは冷え込む日もあり、また、これまでと異なって、早朝と日が陰る夕方近くは急速にバーンが固くなります。特に雪渓上部左側は斜度が急で、下部が岩場であるため、例年以上に滑走エリアが広くてスピードに乗りやすい環境であることに加え、冷え込みのために思った以上に滑走性がよくなった状況が危険度を増すことも十分考えられます。9月はそれほどではないにせよ、冷え込みが強い日はスキーブーツですら、登るのに危険を感じることもあるほどです。
これからの時期、訪れる方の大半は秋の雪渓の状況を熟知された方ばかりかと思いますが、スキーシーズンまであとわずかですので、怪我のないよう気をつけたいものですね。
【昨年の今ごろは?】
秋にはちょっと早いが、日差しは柔らかくなり、のんびりとした雰囲気が楽しめた週末だったようです。昨年も9月第一週から紅葉情報をはじめましたが、まだまだ、青々とした状況でした。
今年もまだまだ青々としていますが、紅葉情報と読者の方からのお便りをお伝えします。どうぞご覧ください。(→こちらから)
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