ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.18(2006/09/09) A

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(Update:2006/09/14)

 

【雪渓下部】

ここからはいつものように雪渓の様子をお伝えします。昨年の8月中旬と同じくらいの雪渓の大きさで、そのころの雪解けの推移から考えると、先週から今週にかけて、もう少し雪解けが進んでもおかしくありません。しかし、同じ大きさの雪渓でも、8月の雪解けスピードと9月では、明らかに差があります。

 

雪渓下部の大きさは先週の半分程度

先週と比べて、上端部分はあまり移動していませんが、右下方面の雪解けが目立ち、全体の大きさは先週の半分程度です。先週の段階で、昨年と比べて1ヶ月ほど遅い雪解けとお伝えしましたが、今週はもう少し遅れて1ヶ月以上遅い状況です。

 

下端部分

今週も右下部分の雪解けが顕著(左の大岩から45メートル)

雪解けペースが遅くなっているとは言えども、かなり雪解けしています。先週と同様、右下部分の雪解けが顕著で、右の画像の平坦部分の幅は、先週の27メートルから45メートルに広がっています。

雪渓下部全景 長さ15メートル×幅30メートル

雪渓下部全体の大きさは先週は長さ30メートル × 幅40メートルでしたが、今週は長さ15メートル × 幅30メートル。今週は縦方向の雪解けが目立っています。

 

雪渓下部のクレパス

いつもお伝えしているクレパス部分。クレパスはもうありません。この付近が雪渓の上端になりますが、先週は高さ70センチ程度の雪解けでしたが、今週は1メートルほどの雪解けです。

 

横幅はあっても縦がないため滑走不能

こちらは上端から見た画像。距離が15メートルほどしかありませんので、滑走はできません。おそらく、来週には猫の額ほどの状況になっていると思います。ただ、9月にはいって、雪渓下部にこれほどの雪があることは、当WebSiteが掲載を始めた2001年以降はなく、それ以前の数年間においても、おそらくないと思います。

 

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