ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2006/09/09) B
【雪渓下部 U】
石碑の岩 |
石碑の岩周辺は8月上旬に雪解けが完了していますので、大きな変化はありません。
スキーヤー専用道 〜雪渓上部の右と左が分離し始めました〜 |
こちらは石碑の岩の南側を通るスキーヤー専用道。ここは、雪渓上端に通じ、ちょうど雪渓上部を左右に分ける尾根付近に出ます。先週までは雪渓上部の右側と左側はつながっていましたが、今週は雪解けで分離している様子が伺えます。雪渓上部に関しては後ほどお伝えいたします。
先週は、右下の矢印のペイントされた岩から10メートルほどのところから積雪が始まりましたが、今週の雪渓下端はもう少し上のほうです。
スキーヤー専用道上端(雪渓下端)− 先週より20メートル雪解け |
スキーヤー専用道を登って行くと雪渓上部の下端部分にたどり着きます。先週より20メートルほど雪解けしています。
雪解け水は先週より多め |
先週は少し少なめだった雪解け水は、今週は再び多くなり、かなりの音を立てて流れていきます。この付近の雪解けは、あと1〜2週間で終了しますので、せせらぎもなくなってしまうかと思います。これから気温が低くなってきますが、その影響から雪解けが止まることはなく、雪渓上部左側では、初氷や初雪の降る10月になっても、雪渓は小さくなっていきます。
【雪渓中段】
雪渓中段 |
モーグルコースのスタート付近の岩と、石碑の岩の間を上っていくところで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。ハイマツ沿いには登山道があって、左方向へ進むと肩の小屋に行くことができます。
この位置からは積雪は確認できません。また、後ほど、高山植物のコーナーでも申し上げますが、魔利支天岳の山肌で一部黄色く変化が現れ始めました。少しずつ秋に移り変わってきています。
雪渓中段 長さ15メートル×幅5メートル |
先週は長さ30メートル×幅10メートルほどでしたが、今週は長さ15メートル×幅5メートル。雪渓下部と同様、こちらも雪解けのペースが遅くなり、先週の段階で3〜4週間遅い状況は、今週は4週間遅い状態になっています。
上端から −かろうじて滑走可能 |
雪渓下部と同様、こちらももう滑走できる状態ではありません。また、9月に入っても雪渓中段に積雪が残ることはなく、こちらに関しても雪渓下部と同じような状況です。
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