ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.18(2006/09/09) H

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(Update:2006/09/14)

 

【今日の夜遊びは幻想的な光景の中で】

夜遊び − 日中の仕事が終われば自由時間

日中の仕事が終われば あとは自由時間。お昼はほとんど出かけることができないスタッフにとってはこれから「夜遊び」に出かける時間です。都会にいるとなかなかわからないものですが、周囲に電灯のない山の中では、夜空を埋め尽くす星や月明かりで十分歩き回ることができます。

今日も富士見岳に出かけるスタッフもいて、星空と夜景を独り占めにしています。これがノリクラの「正しい夜遊びの仕方」のようですね。

 

満月の夜に雲海

今晩は満月の夜にきれいな雲海が広がっています。その光景を見たスタッフの一人がわざわざ呼びに来てくれました。実際にはもっと暗いのですが、目が慣れてくると、月明かりといえども、雲海がきれいに光って見えるほどです。

 

この時の気温は12℃。この時期は明け方や夕方はこれくらいの気温ですので、特別寒いというわけではありません。それでもやはり長袖一枚では身震いがしてきます。
月が太陽のように輝くのに、日中とは何かちょっと雰囲気が違う...そんな幻想的な情景の中、カメラの前で、瞬き一つ許されない数十秒間、身震いをこらえながらの記念撮影です。

こんな情景は、肩の小屋の住人でなければなかなか味わうことができないしれませんね。

 

【消灯後...】

消灯後、ローソクで手紙をしたためる。心穏やかに...

発電機が停止されあとは、非常灯がほんのり暗く足元を照らしているだけの状態です。そんな中、ローソクをたくさん並べて、手紙を認める(したためる)スタッフがいます。数年前とは異なり、大雪渓など、乗鞍高原に面したエリアは携帯電話を使用することができ、メールだって簡単に送ることだってできます。

人とのコミュニケーションが手軽にできる時代でも、今日の仕事がすべて終わり、自分ひとりの空間と時間の中で、その想いを直筆で綴ることが、心おだやかにさせてくれる瞬間なのかもしれません。

 

【ご来光】

5時20分 東の空にご来光

一夜明けて早朝の5時20分。月夜に広がっていた昨晩の雲海の中から、周囲の雲を赤く染め上げながら朝日が昇ってきます。

 

ご来光ルーム

昨日、管理人から案内されたご来光ルームからはご覧のとおりです。まるで、額縁の中の絵画のような雰囲気です。こんなにきれいなご来光にめぐり合えれば、今日一日何かいいことがありそうな感じすらしますね。

 

肩の小屋は、6月の最終土曜日から10月の三連休まで連日営業しております。今回のように、山の上でなければ、味わえない数々の光景にめぐり合うため、一度お泊りになってはいかがでしょうか?(→紅葉情報へ続きます

 

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