ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2006/09/16) A
【雪渓下部】
ここからはいつものように雪渓の様子をお伝えします。雪渓はご覧のようにまだ残っています。先週の大きさだと、今週はほとんどなくなっていてもおかしくないほどの状況です。
右の画像では雪渓は確認できませんが、手前に一段高い岩があって、その陰に隠れてしまうようになっています。
雪渓下部の大きさは先週の半分〜3分の1程度 |
先週と比べて半分〜3分の1程度の大きさ。雪渓の手前の緑が少し黄色くなりかけていますが、高山植物の中にも紅葉を始めるものがあります。先週の段階では、昨年と比べて1ヶ月ほど遅い雪解けでしたが、今週はさらに少し遅れて、4〜5週間ほど遅い状況です。
雪渓下部全景 左(南側):長さ7メートル×幅15メートル 右(北側):長さ3メートル×幅15メートル |
今週は左右に別れ、左は長さ7メートル×幅15メートル、右は長さ3メートル×幅15メートル。先週は長さ15メートル×幅30メートルでしたので、こ先週と同様、縦方向の雪解けが目立っています。
北側部分 |
左の大岩から雪渓まで55メートル |
北側部分の雪渓はもうほとんどないといってもよいくらいの大きさ。右の画像の平坦部分は、先週の45メートルから55メートルに広がっています。雪渓がはるかかなたに小さく写ります。来週はもうなくなっていると思います。
南側部分 |
先ほどの北側部分よりは大きいものの、南側部分もかろうじて残っている程度です。
今年の雪渓下部はシーズン当初より積雪の多い状況が続き、また、他のエリアよりも積雪量前年比が大きく、およそ前年比2〜3週間で推移し、他のエリアよりも1〜2週間ほど雪解けの遅い状況でした。そして、終盤に入って雪解けがさらに遅くなり、最終的には前年比1ヶ月以上となり、過去にないほどの残雪状況となりました。
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