ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2006/09/23) A

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7  8

(Update:2006/09/28)

 

【雪渓下部】

ここからはいつものように雪渓の様子をお伝えします。先週はかろうじて、雪渓が残っている様子を伺うことができました。この一週間で、朝夕の冷え込みが厳しくなってきているものの、さすがに、今週はご覧のように残っているところは見当たりません。

 

正面からでもその姿は確認できません

先週は長さ3〜7メートル×幅15メートルほどの大きさもの雪渓が残っていましたが、正面からみてもその姿は確認できません。

 

まだありました 80センチ×40センチ

しかし、よく観察すると、ご覧のように、まだ残っています。80センチ×40センチほど。周囲の土砂や雪に溶け込んだ大気の汚れが凝縮して、かなり黒ずんでいます。昨年と比べて、5週間ほど遅い雪解けの状況です。

来週には完全になくなることは間違いありませんが、雪渓下部が9月下旬近くまで残ることは、過去、十年以上観察する中、初めてではないかと思います。

ウラジロナナカマド

こちらは大雪渓入口付近のウラジロナナカマド。奥のほうで少し紅葉が進んでいるものがあります。紅葉については、紅葉情報として最後にまとめてお伝えします。

 

ウラジロナナカマド(実)

他のエリアでは、すでに赤くなっているものが大半ですが、大雪渓入口付近のウラジロナナカマドは、かなり遅れ、ようやく、しっかりとした赤い色になってきました。それでも、まだ、真っ赤というところにはいたっていません。

年々、赤くなるのが遅れていて、葉が色づく時期と、実が赤くなる時期が接近しつつあるように感じます。ただ、このあたりも、天候や気温に左右されると思いますので、一概に、遅くなっていると傾向付けることはできません。

 

<<Back | Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会