ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2006/09/23) E

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(Update:2006/09/28)

 

【雪渓上部 U】

雪渓上部左側

雪渓上部左側は、先週と同様、右端部分の雪解けがやや目立つほかは大きな変化はなく、雪解けのスピードが遅くなってきています。先週は昨年より3〜4週間遅い状況でしたが、今週は4週間ほど遅い状況になっています。

雪渓上部左側は他のエリア比べ急斜面です。したがって、雪渓での滑走に慣れていないスキーヤー・ボーダーは、ここでの滑走は危険を伴います。また、緩斜面の雪渓上部右側は、雪解けで滑走できなくなりましたので、これまで、雪渓上部左側での滑走の経験のない方は、絶対に滑走なさらないようお願いいたします。

下端から − 先週より15メートル雪解け

こちらの画像は下端部分から見たところ。ほとんど変化はないように見えますが、下端は先週から15メートルほど上昇しています。右側部分で岩がかなり頭をだしてきて、先週までのコブラインは滑走不能のため、あらたに左側にコブラインが作成されました。モーグルコースの様子は次のページでお伝えします。

落書きの岩

今週に入って、ようやく、落書きの岩が姿を現しました。昨年よりも4〜5週間遅い状況です。

 

雪渓上部左側上端

こちらは上端付近。先週からの雪解けは、高さ50〜70センチ程度ですが、面積はかなり広範囲に雪解けが進んでいます。右の画像の砂利部分は今週に入って雪解けで現れた部分で、雪渓の端は先週よりも5メートルほど左(画像では手前)に移動しています。

 

積雪高はなくなり、上端は先週より3〜5メートル下がる

上端の位置は先週とほとんど同じです。ただ、高さ50センチ〜1メートルあった積雪はほとんどなくなっています。昨年より2〜3週間ほど遅い状況です。

雪渓上部左側 中央付近
=今週最も雪解けが激しかった箇所=
フリーの滑走ラインが1本だけできてます

さらに南側(左側)に移動し、この付近が雪渓の中央付近。フリーの滑走ラインが1本できていています。高さで1.5メートルほど雪解けし、おそらく大雪渓エリア全体で一番雪解けが激しかった部分かと思います。

 

雪渓上部左側 南寄り 積雪は先週と同じ5メートル

こちらは一番南端部分です。5〜6月の稜線から滑り込みができる時期、朝日岳直下から滑り込んで大雪渓に差し掛かったあたりになります。穴の天井部分が雪解けで完全になくなっています。右側の雪渓の高さは5メートルと先週と変わりありません。

 

綺麗に整備すれば滑走可能

この付近は少しかまぼこ状に斜度が変化しているものの、スプーンカットを綺麗に整備すれば、滑走できます。

 

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