ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2006/09/30) A

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(Update:2006/10/05)

 

【雪渓下部】

ここからはいつものように雪渓の様子をお伝えします。先週、かろうじて残っていた雪は完全になくなりました。左の画像の看板の奥に映る高山植物は、少し色の変化を見せ始め、雪渓下部周辺では、右の画像のように点々と赤い部分が目立つようになってきました。これはハイマツ林の中に点在するウラジロナナカマドの紅葉です。

 

魔利支天岳の山肌

こちらは魔利支天岳の山肌。ノリクラ雪渓カレンダーVol.18(2006/09/09)C でお伝えした時は、他のエリアに先駆けて、コバイケイソウの紅葉が少し黄色に色づき始めたところでしたが、ご覧のように、ハイマツ林に点在するウラジロナナカマドがかなり橙色に変化している様子がわかります。この一週間の変化はかなり大きなものがあります。

 

ウラジロナナカマド(実)

こちらは大雪渓入口付近のウラジロナナカマド。先週あたりから、実の赤さが増してきて、今週に入って、しっかりとした色合いになってきました。昨年と比べて2週間ほど遅い色づきです。いつもの年なら、緑の葉の上に、真っ赤な実が天に向かって伸びていて、そのコントラストが見事ですが、今年は実の色づきが遅かったため、葉のほうも紅葉が始まりだして、そのコントラストを楽しむことができなかったのが少し残念です。

 

肩の小屋口バス停 − いつもならスキーヤー・ボーダーが大半を占めていますが...

こちらは肩の小屋口バス停。いつもなら、到着したバスのトランクからはスキーやボードの板を運び出すシーンが繰り広げられますが、今日は、大きなザックを取り出す光景で、バス停前にはジュラルミンケースを持ったカメラマンの方々が折り返しのバスが到着する姿が見受けられます。

 

登山道入口

もちろん、紅葉に包まれた登山道を肩の小屋に向かって歩いていく方々もたくさんいらっしゃいますが...

 

紅葉シーズンは一列に三脚が立ち並びます

位ヶ原方面を一望できる道路沿いには、一列に三脚が並べられ、朝の澄んだ空気の元で、紅葉の撮影に熱中するカメラマンがたくさんお越しになっています。

 

いつも当WebSiteをご覧くださりありがとうございます

こちらのカメラマンの方。ずっしりとした三脚に、デジタル一眼と中版サイズのカメラを特殊な雲台にすえつけて撮影されています。この時期はプロ仕様の機材がずらっと並ぶことも珍しくないのですが、あまりの装備に周りのカメラマンも覗き込むほど。一列に並んでの撮影では、隣の機材がどんなものか気になるものもカメラマンの心理であることは間違いありません。

そんなわけで、少しお話をさせていただきましたら、こちらのカメラマンの方も、当WebSiteをいつもご覧下さっているとのこと。スキーヤー・ボーダーばかりでなく、色々な分野の方々に親しまれるよう、今後も、幅広い情報をお伝えできればと考えております。
(いつもご覧くださり、ありがとうございます。今後も引き続きよろしくお願いいたします。)

 

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