ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2006/09/30) B

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(Update:2006/10/05)

 

【雪渓下部 U】

石碑の岩

石碑の岩周辺は8月上旬に雪解けが完了していますので、大きな変化はありませんが、石碑の岩の周辺の高山植物が小麦色に変化しています。

 

スキーヤー専用道

こちらは石碑の岩の南側を通るスキーヤー専用道。ここは、雪渓上端に通じ、ちょうど雪渓上部を左右に分ける尾根付近に出ます。先週から雪渓上部右側の雪が見えない状態になり、雪渓自身も、とても滑走できるほどの大きさはではありませんでしたので、今週はすっかりなくなっていてもおかしくはありません。

 

スキーヤー専用道上端(雪渓下端)− 下端は先週より5メートル上昇

スキーヤー専用道を登って行くと、ご覧のように雪渓上部の下端部分にたどり着きます。今週は完全になくなっていても不思議ではないのですが、あまり雪解けは進まず、下端の位置は先週より5メートルほど上昇しているに過ぎません。こちら雪渓は雪渓上部右側のコーナーで紹介いたします。

 

スキーの板は親子で一セット

ここ最近は、モーグラーの方ばかりとなってしまった大雪渓も、かつては一般のスキーヤーの方がスキーを楽しむ姿を普通に見かけることができました。もっとも、秋になるとバーンを整備することが難しくなり、ラインを作り、そこを滑走する以外、方法がないというのも現実です。

そんな中、左右で一セットのスキーを、それぞれ分けて担ぎ、スキーヤー専用道を登っていく親子がいます。「ノリクラはモーグラーばかりで普通の人が滑るのはなかなかできないと聞いていたが...」とおっしゃるこの方は、夏場は月山によく出かけ、今年になってはじめてノリクラに通い始めたとか。

確かに一つのラインをみんなで滑っていると、普通のスキーヤーから見たとき、クラブか何かの団体のように見えるのかもしれません。したがって、今年はコブ管理人にお願いし、必ず、フリーで滑走できるエリアを確保しつつ、コブラインを作成してもらうようにし、モーグルを楽しむ方とフリーを楽しむ方が共存できるよう考慮していただきました。今年は残すところあとわずかになりましたが、来シーズンはフリーで滑走される方も、ぜひ、お越しください。この時期のフラットバーンは、ラインと同様、何人かで滑って整備してやっと滑走できる状態になるのです。

それにしても、それぞれ一本ずつしか持ってこないこちらの親子。「今のところ、息子の背格好や足のサイズが私と一緒だからいいんですけどねぇ〜」と、おっしゃってます。しかし、来年はおそらく、あっという間に抜かされ、別々の板を持ってこなくてはならなくなることは間違いないでしょうね(笑)。

 

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