ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2006/09/30) F
【雪渓上部 U続き】
モーグルコース |
こちらはモーグルコース。
ラインは下部の3分の1ほどが滑走できません |
先週のラインを手直しして、滑走していますが、下部の3分の1程度は雪解けで、滑走できません。
先週より上に2〜3ターンほどラインを伸ばす | コースの長さは17ターン |
下部が3分の1程度なくなっていますが、上部へ2〜3ターンほど伸ばしているため、全体の長さは17ターンと、先週とほぼ同じ距離を確保しています。
今日もたくさんのモーグラーの方がお越しになっています |
今年は、一ヶ月以上、雪解けが遅れているため、8月下旬と同じバーン条件であることを考えれば、たくさんのモーグラーが集まっても不思議ではありませんが、9月下旬・10月上旬に、こんなにたくさん、お越しになるのは、これまでにはなかったことです。
この時期としては、やわらかい部類に入る雪質で、今日も果敢にラインを攻めています。
大雪渓は、雪渓上部左側だけでなく、色々なエリアがあるわけですが、他のエリアの撮影をしている最中、大雪渓全体に、衝撃音が異様に走る時があります。その音で今日のバーンが堅いのかどうか判別できるほどで、今日も「いい音」をこだましながら、スキーの醍醐味を披露してくださいました。
ノリクラシーズンも残すところあと一ヶ月足らず。今週に入って、一気に紅葉が始まったかと思うと、10月も中旬近くになれば、ノリクラには初雪・初冠雪の季節となり、あっという間に冬の様相を見せ始めます。県道乗鞍岳線とシャトルバスの運行は10月いっぱいですが、凍結・積雪などの気象条件から、大雪渓エリアを訪れることができるのは、あと2〜3週間といったところだと思います。
10月に入ると、空から雨が落ちてきたら、いつ、雪に変わってもおかしくない状況になります。気象条件によっては、かなり急激に変化することもあり、シャトルバスの運休も予測されます。特に、岐阜県側の乗鞍スカイラインは北向きであり、県道乗鞍岳線以上に凍結・降雪に見舞われやすく、10月は、頻繁に通行止めが発生します。乗鞍スカイラインが通行止めになると、畳平の施設も営業中止となるため、避難場所として利用することができなくなり、また、長野県側の県道乗鞍岳線が通行可能な状態でも、シャトルバスは畳平に乗り入れることができないため、手前の大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)での折返し運転となり、畳平は完全に無人状態になります。
この時期は、夏場のような感覚で行動していると、天候の急変で、完全に孤立してしまう可能性がありますので、天候が急変した場合には、シャトルバスの運行状況に最新の注意が必要となります。
長野県側・岐阜県側のシャトルバスの運行は、松本電鉄 島々営業所(0263−92−2511)まで、お問い合わせください。大雪渓・畳平・山頂付近は、AU、ドコモムーバ(デジタル)なら、大抵の場所で利用可能です。
【昨年の今ごろは?】
この年は大雪渓〜冷泉小屋付近で紅葉がピークを迎えました。ただ、残念なことに、天候がよくなく、紅葉のパノラマをじっくりと眺めることはできなかったようです。(→紅葉情報へ続きます )
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