ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2006/09/30) G

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(Update:2006/10/05)

 

【紅葉情報−大雪渓付近】
★見頃です★

大雪渓付近

こちらは大雪渓下の沢筋。このウラジロナナカマドは、大雪渓エリアの中でも紅葉が始まるのが遅いほうですが、ようやく色づき始めました。

 

トイレ付近

山頂全景

大雪渓エリアの中でも早めに紅葉が進むトイレ付近は、ほぼピークに近い色合いを見せています。右の画像はトイレ付近より少し畳平寄りの箇所で、こちらも全体的に色合いが濃くなってきました。

 

=ハイマツ帯を縁取るように紅葉する光景は、山頂付近ならでは=

大雪渓から位ヶ原に流れる沢筋のウラジロナナカマドは、ほぼ、ピークの色合いを見せています。ハイマツ帯を赤く縁取るように紅葉する光景は、大雪渓から山頂の沢筋にしか見られない光景です。

 

大雪渓入口付近

こちらは大雪渓入口付近。こちらも山頂から続くハイマツ帯を縁取ってウラジロナナカマドが紅葉しています。おそらくピークの色づきかと思います。

 

大雪渓入口付近 魔利支天岳山肌

大雪渓付近の色合いは、もう一声といったところですが、今後、霜枯れや落葉が多くなることを考えると、今がピークと考えても差し支えないかと思います。

【まとめ】 まだ、数は多くありませんが、枯れ始めているウラジロナナカマドもありますので、まだ、色づきが不十分なものは次の週末あたりピークを迎えるかと思いますが、今週かなりの色付きを見せたものは、枯れ始めるものが多いかと思います。

 

【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近】
★見頃です★

屋根坂

左の画像は県道乗鞍岳線から位ヶ原山荘へ見下ろした屋根坂。手前のウラジロナナカマドがまだ紅葉が始まっていないため、あまりよい彩とはいえない状態です。屋根坂の奥のほうではご覧のようにダケカンバが黄色く色づき始めていて、穂高連峰をバックに撮影すれば、まずまずの構図になるかと思います。

ダケカンバもウラジロナナカマドも色合いはまだ

屋根坂の底の部分のダケカンバやウラジロナナカマドの紅葉は、まだこれからといった感じです。

 

位ヶ原登山道付近

こちらは位ヶ原山荘へ降りる登山道付近の紅葉。先週よりも一段と色濃くなってきました。ダケカンバが大部分を占めており、色合いはもう一歩といったところで、来週あたりが色合い的にはピークを迎えるはずです。ただ、今後の天候の変化で落葉がひどければ、ピークを通り越し、見頃が終わってしまうことがあります。

位ヶ原登山道
=9月下旬の紅葉は絶景です=

宝徳霊神バス停付近から位ヶ原山荘へ降りる鬱蒼とした登山道を少し進むと、いきなり、展望が広がる場所にたどり着くことができます。シャトルバスのアナウンスで「9月下旬の紅葉は絶景です」と謳っているのはこの大パノラマ。見事なものです。

この時期、この場所からの紅葉を見ないのはもったいない...ノリクラに足しげく通われる方なら誰しも知っているお勧めの紅葉スポットです。

11号カーブ付近

位ヶ原付近のお花畑

宝徳霊神バス停から1kmほど下った11号カーブ付近では、ご覧のように手前に写るウラジロナナカマドがかなりの色合いを見せています。ほとんどピークに近い色合いです。また、右の画像は11号カーブの数百メートル上部にあるお花畑。こちらでも始まりだしました。

【まとめ】 位ヶ原・宝徳霊神付近では、毎年の傾向でありますが、ウラジロナナカマドが先に赤くなり、その後、ダケカンバが追いかける形で黄色くなります。ウラジロナナカマドはかなりの色合いを見せているところが多いですが、このエリアのメインであるダケカンバはまだ、緑のものも多く、色合い的にはもう一歩というところで、来週あたりは、もう少し色合いが増してくる思いますが、それと同時に、霜枯れや落葉の度合いのバランスが気がかりです。

 

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