ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2006/10/09) A

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(Update:2006/10/13)

 

【10月8日 奇妙な天気】

観光センター前 − 綺麗に晴れ上がります

昨晩の乗鞍高原は、暴風雨が吹き荒れました。そして、翌朝は、ご覧のように綺麗な青空が広がっています。

 

嵐の爪痕 − ひどい落葉 嵐の爪痕 − シャトルバス停留所のテント

しかし、観光センター前駐車場は、ご覧のように、昨晩の嵐の爪痕がいたるところに残されています。

 

晴天なのに雨降り − 空には虹

確かに晴れてはいるものの、時折、突風が吹き荒れ、影ができるほどの強い日差しの中、断続的に雨が降るため、空気中の水蒸気に、太陽の光が当たり、通常なら、数分から数十分で消失する虹が、西の空に断続的に橋をかけています。この虹は午後には東の空に橋をかけ、今日は一日をとおして、どこかで虹を見ることのできる気象条件でした。

しかし、ご覧のように、山頂付近は厚い雲に覆われ、全く伺うことができません。

 

積雪通行止めにより運休 係の方も対応に追われます

昨日からの降雪で、県道乗鞍岳線は三本滝ゲートから通行止め。したがって、シャトルバスも運休しています。積雪は冷泉小屋付近から始まり、畳平で30センチ程度の積雪です。また、岐阜県側の乗鞍スカイラインでも猫の小屋付近から積雪が始まり、通行止めとなっています。

 

まいったなぁ〜 自転車ツーリングも予定変更

入れ替わり立ち代り訪れる観光客の方々も、観光センターに到着して、はじめて、運休であることを知り、今日一日をどのように過ごそうか、頭を抱える一幕もありました。また、今日は畳平まで登る予定だった自転車ツーリングの方も、ここで天候の回復を待つか、それとも別ルートを検討するか思案されています。

この時期、降雪の翌日が仮に晴れても、一日で融雪することはなく、通行止めが解除になることはまずありません。また、県道乗鞍岳線は、降雪があっても、除雪作業を行うことは、ほとんどなく、自然融雪を待つしかありません。したがって、一旦、積雪通行止めになると、数日間にわたることもしばしばです。

 

観光センター内の待合スペース

こちらは観光センター内。夜行バスで観光センターまで訪れた方が、次の予定をどのようにするか、思案する姿を見受けることができます。

 

さわやか信州号で、東京からお越しになったのに...

新宿から発車する夜行バスの「さわやか信州号」で、ノリクラにやってきたお二人。もう笑うしかないといった所のようです。夜行バスの中では、シャトルバスの運休は伝えられず、観光センターに到着してから、この状態をお知りになったとこのこと。「夜行バスの中で、通行止めを知っていたら、併走する上高地行きに変更できたのに」と、かなりご立腹。

今日は畳平から、乗鞍スカイラインを降りて、予約している平湯温泉の宿に向かう予定でしたが、ルートを変更し、路線バスを使って、白骨経由で沢渡に向かい、そこから、平湯温泉に向かうとのこと。「明日は高山祭りに行くんですよ」と、この時期ならではの楽しみ方をされていますね。

 

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