ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2006/10/22) @
【大雪渓】
10月も後半に差し掛かると、「ノリクラは冬の足音が近づいてくる季節になってきました」と、申し上げるところです。昨年は22日(土)の昼前から降り始めた雪で、翌日から通行止め。一昨年は県道乗鞍岳線は通行できたものの、岐阜県側の乗鞍スカイラインはすでに冬季閉鎖に入ってしまった状態です。今年は10月7日(土)の昼過ぎから降り始めた雪で、県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインともに、一時的な通行止めがあり、その後、雨量規制で乗鞍スカイラインが通行止めとなった時もありましたが、それ以外では積雪凍結による通行止めはありません。
今回は21日(土)・22日(日)ともに、ほぼ快晴の二日間で、特に21日(土)は夕方になっても遠景が霞むことのない状態でした。気候はさすがに10月後半そのもので、日が翳ると急激に寒さを増してきます。ただ、綺麗に晴れ渡る風景からは、そのような冷たい空気の流れなどを感じさせないほどのものがあります。
10月7日(土)〜8日(日)の降雪から二週間が経過し、先週は比較的残っていた新雪は、この一週間でかなり少なくなってきました。大雪渓も表面んの新雪がほとんどなくなり、元の状態に戻りつつあります。大雪渓は降り積もった新雪のおかげで、雪解けがさらに遅れ、昨年より、2ヶ月近い開きがあります。また、過去にもこれだけ残っている状態はないと思います。
紅葉は完全に乗鞍高原に移動しています。これまで若干遅れ気味でしたが、この一週間でかなり進み、乗鞍高原の紅葉としては昨年より一週間程度早い状態です。
今回は、10月21日(土)と10月22日(日)の画像を織り交ぜながらお伝えいたします。今回も雪渓の各コーナーの最後に、 紅葉情報 を掲載しています。あわせてご覧ください。
【観光センター前】
観光センター前駐車場 |
10月21日(土)、朝7時前の観光センター前駐車場です。駐車場の半分くらいは、まだ、日が差していません。日が翳るのが早くなるのと同時に、日が差し始めるのも、徐々に遅くなってきます。
徐々に明るさが増してきます | 天気のよい日は山頂へ |
真っ青な空が広がり、徐々に明るさを増してくると、山頂へ向かう乗客が増えてきます。今日のような気持ちのよい天候の時は、山頂方面からの展望を楽しもうか、それとも、紅葉の進んだ乗鞍高原の散策を楽しもうか迷ってしまうほどです。
シャトルバスチケット売り場 | 畳平の気温は1℃もあります |
シャトルバスチケット売り場に掲示されている、今朝の畳平の気温は1℃。10月後半になっても、氷点下になっていないところが、若干、不思議ですが、現地では霜柱などが立っていましたので、おそらく最低気温は氷点下になっていると思います。
10月後半でも、常連スキーヤーが訪れます |
そして、10月後半になると、大雪渓の積雪はかなり小さくなり、また、残っていてもアイスバーンを通り越して、スケートリンクを斜めにした状態になるため、この時期ともなると、常連のスキーヤーすら訪れることがなくなります。しかし、今年はバーン状態・積雪量とも良好で、いつもと同じように雪渓に向かう準備を始めています。
先ほども申し上げたとおり、乗鞍高原にも紅葉前線が降りてきて、どこを見回しても、綺麗な光景になってきました。紅葉の状況は、紅葉情報 にて、ご案内いたします。
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