ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2006/10/22) C
【高山植物】
ミヤマアキノキリンソウ | チングルマ |
さすがにこの時期ともなると、チングルマなどの紅葉も終わり、ミヤマアキノキリンソウも、チングルマと同様、タンポポ様の実をつけ始めます。アオノツガザクラなどごく限られた高山植物だけになってきます。
ハイマツ帯では雪解けの下に緑が残っています |
しかし、雪解けが進んだハイマツ帯の中を見ると、意外にも緑が残っている様子が伺えます。
ゴゼンタチバナ(葉) | コガネイチゴ(葉と実) |
雪で枯れてしまうことなく残っているのは、ゴゼンタチバナ。ハイマツ帯の林床には、青々とした状態を見つけることができます。もっとも、ゴゼンタチバナは常緑の多年草であることから、この時期でも青々としていても不思議ではありません。
その隣にはコガネイチゴ。こちらは落葉小低木ですから、むしろこちらのほうが青々とした葉が残っているほうが不思議かもしれません。ただ、コガネイチゴの葉は越冬性であるため、こちらのほうも落葉樹であるものの、この時期、青くても不思議ではなく、先日の雪に埋まっても枯れたりしないのです。
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