ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2006/10/22) F
【雪渓上部 Uつづき】
雪渓上部左側 南寄り |
こちらもほとんど新雪は残っていません |
こちらは雪渓上部左側の一番南寄りのバーン。先週は綺麗な新雪が少し締まって非常に滑りやすい状態だったのですが、前頁でもお伝えしたように、雪渓を覆っていた新雪はかなり少なくなり、ほとんどもとの状態に戻っています。
コブライン − 長さ15ターン |
したがって、常連の方々が、昨日と今日の二日をかけて、ラインをつくりました。昨日は非常に硬いコンディションで、コブ作りはかなり苦労されたようです。今日はそれよりはよいコンディション。しかし、深く掘れるほどのやわらかさは決してありません。
モーグラーだって |
来週からオープンするスキー場があり、多くの常連たちのノリクラ通いは今週まで。最後のコブラインに果敢に挑みます。
ボーダーだって... |
14時前には日が翳りはじめ、少し硬くなってきますが、ボーダーだって、負けてはいられません。
どちらがたくさん滑れたかな? |
今シーズン最後のノリクラ。今日はどちらがたくさん本数を稼げるか、競争していたようですよ。標高2800メートルの大雪渓で、1本でもたくさん滑走できるよう、酸素の薄さを忘れて駆け上り、滑るどころか息も絶え絶え...
本当に来週で今シーズン最後かと思わせるないほどのバーンの広さと、スキーヤー・ボーダーの集まり具合です。
今日は人数分のスキー板を持ってきています |
さて、こちらはシーズンも後半になってから、足しげくノリクラに通いだした親子。いつもは1セットのスキー板を交互にはいていましたが、降雪でコブがなくなり、自分たちでコブを作る必要があると予測し、2セット持ってお越しになりました。
親子一緒に |
ですから、今日は一緒に滑ることができます。やっぱり、一緒に滑ったほうが楽しいし、この時期、順番を待ってるとかなり寒いですから...
10月後半になって気温の下がりが鈍くなっているように感じます。松本の10月1日〜25日まで平均気温は14.8℃で、過去10年の中で、3番目にランクされます。10月の気温が高い傾向は松本だけでなく、各地でも見られるようです。もっとも、昨年10月の松本平均気温は15.2℃で、10月23日より積雪通行止めとなっていますので、平均気温だけでは一概に論ずることは不可能です。しかし、今週は県道乗鞍岳線でも、降ったものが雨だったようで、この一週間の気温が通行止め・冬季閉鎖に大きく影響することは間違いありません。
25日に気象庁から発表された3ヶ月予報でも、平年並みか暖冬と発表され、スキーヤー・ボーダーにとっては、ちょっと気がかりな予報となっています。
そんなわけで、今年は最終日までシャトルバスが運行しそうな感じです。
【昨年の今ごろは?】
この年は、22日(土)の昼ごろから降り出した雪で、23日(日)から事実上、冬季閉鎖となりました。
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