ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.2(2007/03/17) C

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(Update:2007/03/23)

 

【雪渓上部】

雪渓上部全景 − 右側部分が波打ってます 雪渓中段(魔利支天岳)

左の画像の雪渓上部全景を見ると、画面左上に写る剣ヶ峰のすぐ下に切り立つ崖や、蚕玉岳の下の岩場の雪付きがなくなり、右の画像の魔利支天岳の西側の山肌も風で雪が飛ばされている様子が伺えます。

また、左の画像の中央よりやや右側付近、通常、「雪渓上部右側」としてお伝えしている部分の雪面が大きく波打っている様子がわかります。

 

雪渓上部右側 − ひどい風紋。虫にくわれた朽ちた倒木のよう

遠くから見たときは雪崩の痕かと思いましたが、近づいて見てみると、風紋のひどいものであることがわかります。まるで朽ちた倒木が虫に食われて穴だらけになったような感じです。降雪後、強い風に吹き付けられてできたものと推測できますが、これほどまでひどいものを風紋と呼ぶのかどうかわかりません。

 

雪面は30センチ以上もえぐられている

ひどいところでは雪面が30センチ以上もえぐられています。これだけ凹凸がひどいと、スキーやボードでは滑走はできません。

 

肩の小屋下のリフト土台付近(※) 雪渓中段〜雪渓下部右側付近
南寄りの雪渓下部左側(画面右方面)から滑走すればOK

このひどい風紋は前述の雪渓上部右側のほか、肩の小屋のやや下のリフト土台周辺(※)にも分布し、また、これほどまでひどくはありませんが、雪渓中段から雪渓下部右側に分布します。これらのエリアを迂回し、雪渓上部から下部に差し掛かった時点で、コースを南寄りにとって、風紋のエリアを巻くように滑走すれば位ヶ原へ滑り降りることが可能です。(※ この時期、リフト土台はまだ見えません)

 

 

【魔利支天岳】

魔利支天岳へ

前述のとおり、大雪渓は雪面がかなり荒れているため、楽しく滑走することができない状態ですが、大雪渓の北隣にある魔利支天岳の右斜面は、比較的良い状態です。

画面中央が魔利支天のピークで、その右斜面に向かって登っていきます。ちょうど、肩の小屋とコロナ観測所への専用道の分岐点あたりまで登ることになります。

 

だんだん傾斜がきつくなります − シールではかなりつらそう

大雪渓駐車場のトイレ付近から登り始めますが、初めはなだらかであるものの、次第に傾斜がきつくなり、専用道付近にたどり着くころには、シールではかなりつらい状態になります。

雪質はほぼ均一で、やわらかいフラットバーン。ただ、上部にはやや硬い部分もありますので、場所を選びながらの歩行が必要です。

 

シールをはがして... 準備万端

左の画像をもう少しあがると、肩の小屋とコロナ観測所の分岐点です。その向こうには不消ヶ池や富士見岳を望むことができます。今回は割愛いたしますが、この分岐点を越えた瞬間、猛烈な風に吹きさらされます。画像の地点ですらマイナス12℃の気温なんですが、分岐点の向こうは凍てつく氷の世界となっていました。

 

出発します!

ガイドの方に引率されて出発です。

 

後は好きなように落ちていくだけ...

足をとられるようなところもなく、やわらかい雪質を好きなだけ落ちていけます。

 

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