ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.4(2007/04/07) A

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(Update:2007/04/12)

 

【鳥居尾根から位ヶ原へU - (鳥居尾根から魔利支天)】

ゲレンデ案内板の裏から 鳥居尾根

ゲレンデ案内板の裏から入ると、魔利支天まで続く鳥居尾根の始まりです。

 

鳥居

鳥居尾根という由縁の通り、この付近には乗鞍高原を見下ろすように鳥居が立てられています。鳥居は神社などでよく見かけますが、神の世界と人間の暮らす俗世界との境界であると言われています。御岳などと同様、ノリクラも信仰の山の一つであり、その昔、ノリクラは登らず山麓から拝むものとされ、乗鞍高原にもその遙拝所(ようはいじょ)があったとされています。

 

尾根状の部分(一番高い所)を進む 赤いペンキや赤い旗を目印に

ここから魔利支天に向かってほぼ直線に進んで行きます。コースは幅が数メートルほど開けているところもありますが、しっかりと区分けされているわけではありません。ただ、「尾根を進んでいく」という概念があれば、コースを迷うことはないと思います。また、途中に赤いペンキや赤い旗がありますので、それも目印になりますが、頻繁に現れるものではありませんので、ご注意ください。

 

尾根のコースは幅も広く歩きやすい いろんな足跡が見られ交通の要所

高山のヤセ尾根と異なり、森林に覆われて幅もありますので、比較的歩きやすいコースです。そんなところは、人間だけでなく、動物も歩きやすいことには違いないようです。雪面にはスノーシューの足跡だけでなく、数々の動物の足跡も見られ、ここは交通の要所であるようです。

 

カモシカの足跡

こちらは二本の爪痕が特徴のカモシカ(もしくはシカ)の足跡。右の画像では二本の爪を引きずった跡がはっきりとわかります。この画像ではカモシカなのかシカなのかわかりませんが、糞の状態でどちらか判別ができるようです。

このほかタヌキやキツネなどの足跡も見られましたが、4月に入れば、ツキノワグマが冬眠から目覚めてくる時期になります。乗鞍高原をはじめ、旧安曇村周辺では数多くの目撃情報がありますので注意が必要です。

 

車道との合流地点(魔利支天下。33号カーブ付近)

鳥居尾根はスキー場の北側を縁取るように進み、三本滝の上部に進んでいきます。そして、県道乗鞍岳線と合流する部分で、尾根部分が終了します。ここは魔利支天のバス停のすぐ下の33号カーブ付近です。

夏場に登山道を歩いた事のある方なら、どのあたりなのかお分かりと思いますが、バスの車窓からだとわかりづらいかもしれません。

 

左の平らな方が三本滝ゲートへ続く車道 33号カーブ

この合流地点から左右を見たところです。左へ三本滝ゲート。右の33号カーブを登りきったところが魔利支天バス停です。ここを魔利支天バス停方面に進んで行きます。

 

魔利支天バス停手前付近 積雪は1.5〜2メートル

こちらは魔利支天バス停の手前付近です。右の画像に少し傾きかけた大木がご覧になれるかと思います。雪面はこの木の根元付近まで来ています。昨年の秋の同じ位置と比べると、積雪が1.5〜2メートルほどあることが確認できます。同じ位置の画像は、紅葉シーズンの ノリクラ 雪渓カレンダー 2006シーズン Vol.22(2006/10/09) J でご覧になれます。  

 

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