ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.4(2007/04/07) F

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(Update:2007/04/12)

 

【雪渓上部】

雪渓上部全景 − 右側部分が波打ってます 雪渓中段(魔利支天岳)

昨日の降雪のせいか、先々週よりも露出している岩肌が白くなっています。また、若干の風紋はありますが、先々週のようなひどいものはありません。

 

よく見ると、新雪が積もっている部分と風で飛ばされている部分がはっきりと分かれている様子が伺えます。新雪が積もっているエリアの積雪量は、雪渓下部とほぼ同じくらいの10〜20センチ程度です。

 

 

【肩の小屋】

こちらは肩の小屋周辺。

 

先々週とほとんど変化はありません。

 

小屋前はスケートリンク状態

肩の小屋のある室堂ヶ原付近は、絶えず西からの風にさらされています。こちらは、小屋の前の広場。ご覧のように完全にスケートリンク状態になっています。(アイゼンでないと歩けません)

 

とがった風紋

こちらは肩の小屋の隣の朝日岳の山裾。先々週ほどの風紋ではありませんが、ご覧のようにややとがった風紋ができています。大雪渓全体的に少し模様ができていますが、このようなとがった状態のものは風の強い、肩の小屋周辺だけです。

 

肩の小屋の屋根の積雪は先々週とほぼ同じくらいか、やや、増えた感じです。しかし、こちらもやはり風の影響を受けて、右の画像のようにえぐられています。

 

 

【ツアーコース入口・三本滝ゲート】

ツアーコース入口付近

この週末から、三本滝ゲートに車を駐車し、ツアーコースから位ヶ原・大雪渓にお越しになる方もいらっしゃるかと思います。こちらはツアーコース入口付近。若干ブッシュが出ていますが、滑走にはまったく問題ありません。

 

ツアーコース入口の急斜面

ツアーコースを入って最初の急斜面は、ご覧のように、若干のブッシュはあるものの、石が出ているような箇所はありません。ツアーコース事態にはなんら問題はありませんが、三本滝ゲートからツアーコースに登ってくるまで、又は、ツアーコースから三本滝ゲートに滑り降りるほうが問題です。

こちらはツアーコースから滑り降りて、かもしかゲレンデ中腹部。ご覧のように除雪が進み、ゲレンデが分断されています。除雪はこの先、魔利支天方面に進み、4月11日(水)の段階では、荒田沢橋方面まで進んでいるようです。

 

切りと通しの高さは3〜5メートル

切り通しの高さは高いところで5メートル近くあり、滑り降りてきて、車道に滑落しないように注意しなければなりません。また。車道に下りるときにも、場所を選ばないと、下りられません。

 

三本滝ゲート
−休暇村〜三本滝 冬季閉鎖解除は4月13日(金)11:00−
開通日までには駐車できるように除雪されます

休暇村〜三本滝の冬季閉鎖解除は、4月13日(金)11:00です。三本滝レストハウス周辺の駐車場は、開通日までに除雪の予定です。

 

 

<編集後記>

今回は乗鞍高原からすべて自力で登っていきましたので、体力的な問題もありますが、現地に向うまでに結構な時間が必要でした。取材で現地を回るのに、おそらく皆さんが想像している以上に多くの時間を費やしているのが現状で、今回に限らず、二日間とも朝から夕方までフルに使って、なんとか全容を撮影できる状態です。

前述のとおり、4月13日(金)から、県道乗鞍岳線の一部が冬季閉鎖解除されます。少しずつ、春へと近づいて行きます。その変化を追って、忙しい取材活動がこれからも続きそうです。

 

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