ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.6(2007/04/21) @

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(Update:2007/04/26)

 

【大雪渓】

菜種梅雨というには少し時期が過ぎてしまった感じがありますが、今回は4月21日(土)と22日(日)の丸二日間とも、悪天候に見舞われた週末になってしまいました。

20日(金)に上空を覆っていた高気圧が東に抜けたものの、21日〜22日にかけてその勢力が海上に残り、西から進んできた前線を伴った低気圧が、高気圧の縁に沿う形で停滞前線を延ばし、それが悪天候になった原因のようで、実際の天候も停滞前線の延びた22日(日)は、風と雨と霧が強くなったり弱くなったりを繰り返す状況でした。

風向きは、終始、南から西寄りで、位ヶ原付近でも最低気温が氷点下にならず、上から落ちてくるものは全て「雨」で、霙(みぞれ)や雪にはなりませんでした。

この天候のため、先週とはまるで大違いの人出で、若干、寂しい感じもあります。しかし、この時期のツアーコースから上部は、一旦、濃霧で視界が奪われると、まず、帰ってこられない状況になりますので、少しでも危険を感じた場合は、絶対に立ち入らないようご注意ください。

従って、今回は大雪渓エリアの取材がほとんどできませんでしたので、ツアーコースや位ヶ原付近の状況に限定した内容となっていますが、ご了承ください。

 

◎ 今回の目次

Page-1 : 【三本滝レストハウス前】
Page-2 : 【ツアーコースに向け、かもしかゲレンデを行く】     【ツアーコース入口】
Page-3 : 【ツアーコースは霧の中へ】
Page-4 : 【濃霧の位ヶ原】
Page-5 : 【雪渓下部】     【県道乗鞍岳線の除雪】
Page-6 : 【位ヶ原山荘】
Page-7 : 【春の訪れ−熊の足跡】     <編集後記>

  

 

 

【三本滝レストハウス前】

三本滝レストハウス前駐車場

こちらは三本滝レストハウス前駐車場。4月13日(金)から休暇村〜三本滝間の冬季閉鎖が解除され、三本滝レストハウス前駐車場にマイカーの乗り入れができるようになっています。(夏季のマイカー規制は、この三本滝から先の山頂方面です。)

 

太陽がすっぽり隠れて、どんよりとした曇空 訪れる人はまばら

取材に訪れた21日(土)は、ご覧のようなどんよりとした空。明け方までは太陽がみえていたものの、ご覧のようにすっぽりと雲に覆われ、雨が降り出す天候。したがって、訪れる車もまばら...

 

早々に準備開始 最初からまっすぐ貼らないとね

それでも本降りになる前に早めに出かけようと、合羽に身を包み、準備を始める方もいらっしゃいます。

 

降りだした雨の中、テラスで出発の準備

「いや〜、昨日はよかったですよ!」と おっしゃるこちらのグループは、しとしとと降りだした雨のなか、レストハウスのテラスで準備を進めます。天気のよかった昨日とのギャップには大きいものがあるようです。

もちろん、準備を早々と進める方もいらっしゃれば、車の中から雲の動きを見ながら、これからの行動をどうしようか考えていらっしゃる方もいらっしゃいます。

 

先ほどシールをつけていた方々も出発です。

 

山頂のロケーションをぜひ見せてあげたい 丁寧にビーコンの使い方を

昨年、山頂まで登り、御岳から白山、そして、北アルプスの山々まで一望できたときの感動が忘れられなく、今日はぜひ、一緒に見せてあげたいと、初めての方をお連れしたそうで、ビーコンの使い方も丁寧に教えて見えました。

ただ、今日はこんな天気なので、山頂はちょっと無理かもしれませんね。

 

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