ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.6(2007/04/21) D

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(Update:2007/04/26)

 

【雪渓下部】

大雪渓

こちらは大雪渓入口。通常、速報で大雪渓の入口を紹介するときの場面の画像です。ご覧のように何も見えません。また、いつも雪渓カレンダーの1ページ目の最初に掲載する大雪渓と剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳を写した定点撮影では、白一色で影すら映らない状態のため、今回は掲載いたしません。

 

大雪渓入口 バス停先端部分

左の画像は大雪渓入口。いつもなら左に登山道とスキーヤー専用道を示す木製の標識と、右下にバス停の先端部分を確認することができ、先週の画像では、左の木製の標識は数センチほど、右下のバス停は先端がほんのわずかですが確認できました。

しかし、今週はご覧のように全く何もありません。ただ、よく見ると、画像の右下にバス停の先端が埋まっていて、右の画像のように、少し掘り出すと確認できます。先週よりも5〜10センチ程度、積雪が増えていることがわかります。

 

大雪渓入口の看板

こちらの大雪渓入口の左側にある看板でも、積雪が増えていることがわかります。この看板は「前川国有林」と記されていて、先週は、「国(クニ)」の部分が出ていましたが、それも隠れ、右支柱の雪の高さが、30センチほど高くなっています。

 

左上のトイレがかすかに確認できる程度のひどい濃霧

どの程度、視界が悪いのか、なかなか想像できないかと思いますが、大雪渓入口の看板からトイレ方面を写したこの画像を見ていただくとお分かりになるかと思います。ご覧のとおり、左上にかすかにトイレが写っています。

こんな状態ですので、何も装備がなければ、位ヶ原から大雪渓にたどり着くことはできません。また、帰ることもできません。

 

トイレ前 トイレ入口の岩がなくなっています

左はトイレ前。あまり雪付きのよくないところでが、ご覧のように隠れているところのほうが多くなっています。また、右の画像では、いつもなら、トイレの入口付近に岩が出始めていましたが、それも完全になくなっています。

 

ほんの一瞬だけ視界が開けます

夕方近くになって、一時的に霧が抜ける瞬間がありました。本日、最初で最後に見ることのできた位ヶ原です。ただ、大雪渓側は霧が抜けることがありませんでした。

霧が抜けたのはほんとに1〜2分だけで、その後は再び霧の中に消えてしまいました。また、時刻もだいぶ遅くなってきました大雪渓の取材はここまでといたしました。

 

 

【県道乗鞍岳線の除雪】

位ヶ原山荘前は除雪完了

こちらは位ヶ原山荘。4月18日(水)に除雪が始まり、ご覧のようにアスファルトが完全に見えるようになるまで、およそ3日間かかったそうです。

 

ブルドーザーやパワーショベル、ロータリ除雪車などの重機で、今後は位ヶ原山荘から先の除雪が進められます。

 

低いところでも3メートル以上。屋根板方面から滑り込むと下りるのに苦労する

もともとの地形の関係もありますが、低いところでも3メートル以上あり、ご覧のように垂直に切り立った雪の壁は、屋根板方面から滑り降りてくると、車道に下りる場所を探すのに一苦労です。

 

アスファルトまで完全に除雪は山荘から数十メートルのところまで

アスファルトまで完全に除雪されているのは、山荘から数十メートル進んだところまで。この付近の雪の壁は、7〜8メートルはあるかと思います。

 

除雪はツアーコース手前まで進んでいます

この先も除雪は進められ、先端はツアーコースから位ヶ原に上がる急斜面(11号カーブ付近)の手前まで進んでいます。もしかすると、GWには、11号カーブの急斜面の除雪が開始されているかもしれません。

その場合、プレリリース版Vol.5(2007/04/15)C 【位ヶ原】 のようにツアーコースから急斜面を登る際に、若干、左上に進んで、車道に干渉しないコース取りが必要となります。

 

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