ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2007/05/12〜13) F
【位ヶ原山荘】
すでに17時30分近くになりますが、まだ、西の空は明るい青空が広がっています。本当に日が長くなってきました。
ランプがなくても十分明るい |
一応、ランプはついていますが、ランプがなくても、十分文字を読むことができる程の明るさです。
厨房 |
そして厨房ではいつものように宿泊の方の夕食の準備が始まっています。
先週のふきのとうに引き続き、こちらはこごみの和え物。このほか、たらの目など、乗鞍高原で取れる山菜が並んでいます。
今日は山頂から滑り降りてきたというこちらのお二人。「山小屋で満腹になったことがない」と、おっしゃっていましたが、夕食を終え、部屋に戻る際に「私、ベルトがきつくなりました〜」と、満足そうでした。
短いつかの間に、ボーっと風景を眺めるのが日課 |
宿泊の方への夕食の提供を終えた短いつかの間に、周囲の景色をボーっと眺めるのが日課です。
何だろう〜 あの雲... | うまく取れるかなぁ? |
変わった形の雲を見つけ、怪訝そうな顔をしています。
明日の天気を暗示させるかのような雲 |
この雲が明日の天気を暗示しているのかもしれません。そして、ボーっといつも同じように空を眺めていても、いろんな発見があります。小さな発見に喜びを覚えることが、山の生活では大切で、また、町の生活の中でも、味気ないと感じる風景に潤いを感じたりするものです。
さて、3月からお伝えしてきた位ヶ原山荘の様子は、今回でひと区切りとします。山荘の営業は今後も継続されますので、折を見て、また、ご紹介したいと思います。
通常の宿泊施設と異なり、冬期の営業を行う山小屋は、冬山に訪れる方やバックカントリースキーを楽しむ方の大きな支えとなることは間違いありません。また、緊急時の避難場所としての役割もあり、山の活性化には大きな存在でもあります。
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