ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.2(2007/05/19〜20) D

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(Update:2007/05/24)

 

【ツアーコースから位ヶ原へ】

樹林帯のツアーコースを抜けて、位ヶ原に上がる最後の急斜面。先週と比べて積雪量には大きな変化はありません。

 

この吹雪が滑走ラインやツボ足の足跡を消え去ろうとしています

この吹雪による積雪は、ツアーコースよりも多く、滑走ラインやツボ足の足跡を消え去ろうとしています。

 

積雪5センチ、湿った重たい雪質

深いところではすでい5センチ程度の積雪になっています。このあたりでは、湿った重い雪質です。

 

 

【位ヶ原】

今日の位ヶ原から先は、ご覧のような濃霧になってきます。撮影は霧が薄くなった瞬間を捉えていますので、比較的、視界が効いていますが、実施には、この付近でよいときで100メートル以下です。

 

さらに進んで、ダケカンバのコロニーの箇所にでます。

 

今回の吹雪は乾いた感じの物ではなく、どちらかというと、雨や霙が再氷結したような感じで、2時間程度の降雪でしたが、小枝には氷の粒がつき始めています。このときの気温は2℃です。

こちらの針葉樹はシラビソかオオシラビソだと思います。オオシラビソは別名で「アオモリトドマツ」といい、蔵王の冬の風物詩である巨大な樹氷は、このアオモリトドマツに着氷したものです。

 

これ以上は進むことはできません

この先は目標物となるものがほとんどなく、特別な装備がない限り、これ以上進むことはできません。時折、霧の晴れ間から全体像を把握することができますが、それでも思わぬところに進んでいることさえあります。さらにいつ訪れるかわからない霧の切れ間を狙って進むことはあまりにも安全性に欠けていますので、このような状態の場合は、絶対に無理をせず、引き返すようお願いいたします。

 

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