ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2007/06/02〜03) A

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(Update:2007/06/07)

 

【シャトルバスの車窓から−乗鞍スカイライン】

平湯峠ゲート − ここからマイカー規制

それでは、シャトルバスの車窓から乗鞍スカイラインの様子をご覧ください。こちらは標高1684メートルの平湯峠。乗鞍スカイラインの起点で、ここからマイカー規制がはじまり、ゲートには係員が待機しています。

 

夫婦松料金所跡 この付近には積雪はありません

平湯峠のゲートから3kmほど登ると標高1970メートルの夫婦松付近にたどり着きます。かつて有料道路時代にこの付近に料金所がありました。この付近はご覧のように山肌には積雪はもうありません。

 

猫の小屋 この付近から路肩に積雪

しばらくうっそうとした樹林帯の中のつづら折れのルートを登ると、標高約2200メートルの猫の小屋が見えてきます。小屋といってもほとんど廃屋で、非難小屋として利用するには若干無理がある感じです。この付近にはご覧のように、路肩に積雪が残るようになってきます。

この猫の小屋を通過したあたりから、次第に視界が開けてきます。

 

猫岳の裾野を南へ進むと視界が開けます

猫の小屋を過ぎると、傾斜の急な直線道路が続きます。シャトルバスに乗車している分には、道路の斜度は感じませんが、これまでのつづら折れよりも、猫の小屋を過ぎたこのあたりの斜度は結構急坂で、ヒルクライムでペダルを回す脚に休む余裕を与えてくれません。

この山肌は猫岳の裾野で、道路はこの裾野を巻くように南へ進んでゆきます。

 

一気に視界が開けます 烏帽子岳

猫岳の裾野を巻くように南に進むと、一気に視界が開けて森林限界に出ます。右の山は烏帽子岳。この付近の積雪は昨年の乗鞍スカイラインオープン当初の5月中旬とほぼ同じくらいです。

昨年の5月中旬は平湯峠付近の山肌には積雪がありました。今年は平湯峠付近には雪はすでにありませんので、こんなところからも、山麓では積雪が少なく、高所では多いということがわかります。

 

四ッ岳カーブ付近

烏帽子岳の山裾を通過すると、乗鞍スカイラインでもっとも積雪の多いと言われる四ッ岳カーブに差し掛かります。ほぼ同じ位置の昨年の画像を下に掲載いたしますので、対比してご覧ください。

四ッ岳カーブ付近 − 2006ノリクラ雪渓カレンダーVol.1(2006/05/15) D

昨年5月中旬の画像と比較しても、昨年のほうが若干多い程度ですから、今年は2週間ほど雪解けが遅いことがわかります。

 

桔梗ヶ原

四ッ岳カーブを過ぎて、大丹生岳を通過すると、ご覧のようにハイマツ帯の広がる きれいな平原に出ます。ここ桔梗ヶ原は、雪の白とハイマツの緑の織り成す模様がなんともいえない幾何学の世界を繰り広げています。

 

鶴ヶ池大雪渓

こちらは岐阜県側の滑走エリアとして指定されている鶴ヶ池大雪渓。こちらは昨年の 2006ノリクラ雪渓カレンダーVol.1(2006/05/15) D よりも若干少ないか、ほぼ、同じと言っても良いくらいです。

鶴ヶ池大雪渓は、下地のハイマツが現れてくると滑走禁止となります。昨年は6月27日から滑走禁止となりました。

 

畳平に到着

それでは畳平に到着です。

 

 

【畳平】

畳平に到着する頃にはすっかりときれいな青空が広がっています。

 

シャトルバスから下車すると、一斉に雪渓目指して歩き始めます。

 

大雪渓や積雪状態を確認

バスから下車したスキーヤーの方々は、大雪渓へのルートや積雪の状態を乗鞍環境パトロールの方にたずねています。

 

乗鞍環境パトロール

環境パトロールの業務は、立ち入り禁止区域の監視などのほか、シャトルバスから下りてくるスキーヤーや登山の方へのアドバイスなども、重要なものとなっています。常に現地への見回りを行い、リアルな情報を収集していますので、出発前には、ぜひ一度、現地情報をお聞きになってみてはいかがでしょうか?(きっと親切に教えてくれるはずです。)

 

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