ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2007/06/30〜07/01) D

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(Update:2007/07/05)

 

【稜線を目指して】

それでは稜線を目指して肩の小屋から登山道を進んで行きます。

 

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先週はまだ雪がありました
2007ノリクラ雪渓カレンダーVol.7(2007/06/23〜24)D
今週は稜線直下まで完全に雪解けが終わっています

先週は大雪渓からのルートと合流する稜線直下の箇所の200メートルほど手前から積雪がありましたが、今週はご覧のように雪解けが終わっています。

 

積雪は稜線が見える50メートルほど手前から。1週間で1〜1.5メートルの雪解け

積雪が始まるのは稜線が見える50メートルほど手前からで、右の画像に写る大岩は先週は頭が50センチほど見える程度でしたので、1週間で1〜1.5メートルほどの雪解けです。

 

昨年より1週間以上遅い雪解け

中央に小さく岩の頭が見えます。昨年の同じ週はすでに稜線からの滑走ができなくなっていましたが、一週間前の 2006ノリクラ雪渓カレンダーVol.7(2006/06/24)D では、その岩のところまで雪解けが進んでいましたので、昨年よりも1週間以上遅い雪解けであるといえます。

 

この時期になると、ハイキングのような感覚でお越しになる方が増えてきて、現地までやってきて積雪の多さに驚く方がいらっしゃいます。畳平まで車でやってくることができても、標高は3000メートル級ですから、そのつもりで現地の状況をしっかりと把握しないといけません。

積雪があるのは前述の稜線が見え始める朝日岳直下から少しの間で、しっかりとルートがつけられていますので、雪上に慣れていらっしゃる方なら問題ないかと思います。ただ、気温が下がってくると、表面は緩んでいても、その下には固さが出てきて、表面のやわらかいぶぶんを払いのけてしまうと、結構滑りやすい状態ですから注意が必要です。

 

大雪渓との合流地点

こちらは大雪渓との合流地点を撮影したもので、この上部は朝日岳の山頂になります。6月30日(土)の段階では、ここから大雪渓までかろうじて雪がつながっていましたが、翌日の7月1日(日)には、途切れてしまい、ここからの滑走はできない状態になりました。

 

 

【稜線】

蚕玉岳〜朝日岳稜線 − 昨年より2週間遅い雪解け

先週、かろうじて残っていた稜線付近の積雪は、ご覧のようにすっかりなくなっています。先週と同様、昨年より2週間遅い雪解けです。

 

こちらの画像は7月1日(日)のもの。前述の大雪渓との合流地点で前日の6月30日はかろうじてつながっていた申し上げましたが、ご覧のように完全に途切れてしまいました。

 

蚕玉岳〜朝日岳稜線 − 昨年より2〜3週間遅い雪解け 朝日岳 − 昨年より3週間遅い雪解け

蚕玉岳〜朝日岳の稜線は、先週までは昨年より4週間遅い雪解けでしたが、雪解けが進んで、昨年より2〜3週間遅い状態になっています。また、朝日岳は先週と同様、昨年より3週間遅い雪解けです。

 

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