ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.9(2007/07/07〜08) B

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(Update:2007/07/12)

 

【雪渓下部 U − モーグルコース】

こちらは雪渓下部の車道から真正面に見えるモーグルコース。今日もたくさんのモーグラーの方がお越しになっています。ざっと数えて30名ほどはいらっしゃったかと思います。

 

コブラインは25ターン エア台

コブとエア台は先週と同じものを手を加えて使用しています。コブラインの長さは25ターンと先週と変わりありません。

 

コブ管理人が前日から現地入りしてコブの整備を行いましたので、朝からきれいなラインを滑走することができます。

 

日中は時折日が指すこともあって、バーンの表面はやわらかめ。滑走人数も多いため、あっという間にコブの形はウェーブ状になってきます。

 

縦コブになればなるほど、雪しぶきを上げながら果敢に縦に落ちて行きます。

 

そんな状態にコブ管理人は滑り降りてくる方の合間にコブの形を修復します。

 

まるで通過列車の合間に行われる路線作業員のよう(失礼...)

 

コブ管理人だけの作業ではとても追いつきませんので、1日のうちに何度かは全員でデラがけして、深くなりすぎたコブを埋め戻します。

 

そして最後にテレマークの方に深い弧を描いてもらいながら滑り降りてもらって仕上げます。

こちらはエア台

 

きれいにクロスヘリを決めています。

 

自分で飛んで自分で直す...

エア台も回数を重ねるとアプローチ部分が荒れてきて、やわらかい雪で詰まったり、傾斜が変わってしまうためそのつど整備が必要です。やわらかければ、今回のようにエア台に入る部分の整備が必要となり、逆に冷え込んで硬い日は着地するランディング部分をスコップでチョップを入れてやわらかくしなければならず、それはそれでなかなかな大変なようです。雪質がやわらかい場合、スキー場であれば硫安などで固めることができますがここでは使用しません。

乗鞍岳一帯は中部山岳国立公園に位置し、大雪渓エリアはその中でももっとも規制の厳しい特別保護地区指定されています。したがって、硫安を使用することは、土地の形質を変化させて環境へ影響を及ぼし、さらにスキー滑走の制限につながって行くことも懸念され、大雪渓でごく普通にスキー・ボドを楽しむ方々へにも影響を及ぼすことになります。大雪渓に訪れる常連の方の中で硫安の使用は見られませんが、知らずに持ち込む方がいらっしゃいます。絶対に使用しないようお願いいたします。

また、隠れて硫安を使っても、使用した部分はパトロールの方などが見ればすぐにわかります。

 

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